日記
旅と伝説 / 雫石川の神女
2025 / 12 / 18 16:55
自分のために購入したクリスマスプレゼントが、メルカリから届きました📚
昭和3年(1928〜)『旅と伝説』という
当時の旅行雑誌みたいなやつです🇯🇵
わーい!わーい!わーい!
昔話が大好きなので、
こういった古書を集めがちです₍ᐢ ɞ̴̶̷.̮ɞ̴̶̷ ᐢ₎
こんな感じでいろいろ書いてありますね。
今日は、この雑誌に書いてある
『雫石川の神女』の説話を簡潔に紹介しようと思います🏔️
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雫石川は、奥州山脈の源流です。
昔々、雫石のある殿様がお城の建設のために、なんとしても大きな木材が必要となりました。
探し回ったところ、雫石の山にひときわ大きな杉の木を見つけました🌲
しかし、この杉の木は神木であったため断念。
でもお殿様に『切れ』と命令されました。
当時、鋸もなかったため斧で毎日少しずつ切り進めました。
切っても切っても、切った木が元に戻るので、『祟りだぁ〜』と言って、杉の木を焼き払いました🔥
その日の夜、杉の木の方から女の泣き叫ぶような声が聞こえたそうです。
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わあ。
以前、お客さんが教えてくれたのですが、
こういった洪水や川の事故が多い土地では、人身御供の歴史も多いみたいです🏞️
私の勝手な予想ですが、多分この神木も
そんな感じのやつだったのかもしれませぬ。
調べたところ、この説話は平安末期〜鎌倉初期の可能性大かもです。
というのも『鋸がなかったので斧で木を切った』と記載があるのですが、東北の領主が実用的に斧を使えるようになったのがその頃らしいんです。
おもしろーい!!

