足裏吉田

日記

足裏吉田は代々木八幡駅と代々木公園駅から徒歩3分の足裏マッサージのサロンです。ハンドマッサージとヘッドマッサージも追加できます。マンションの1室を使った完全個室。お茶を飲みながらくつろぎの時間を。お年寄りも若者も男性も女性も、皆様のお越しをお持ちしてます♪

ラリーニーヴン『リングワールドふたたび』1〜5章。

2026 / 05 / 31  09:05
ラリーニーヴン『リングワールドふたたび』1〜5章。

好き!ラリーニーヴンの「リングワールドふたたび(シリーズ二作目)」を読んだ。

忘れないように、なんとなくの内容と感想を書く。

1.

前作「リングワールド」の冒険から十何年後。

主人公の「ルイス」は、惑星「キャニヨン」に住んでいた。というか、不法滞在。

惑星「キャニヨン」は、人間やクジン人が観光に来るような惑星。

「ルイス」は「電流中毒」になってた。微量な電流が脳に流れて気持ちいい、みたいな。一応、時間を決めて楽しんでる模様。

電力で気持ちよくなってる時、ルイスの自宅に異星人2人が不法侵入してきたので殺した。

が、流石に殺人はまずかったか‥と、電流を流し終えた後の症状である「鬱」のルイスは思う。

よって、地球に帰るか‥と家を出た。
広場に「リングワールド」で一緒に冒険した「クジン人」がいた。‥ので、家に引き返す。

とりあえず落ち着くか。ということで、もう一度、電流を頭に流して気持ちよくなる。

すると、パペッティア人が来た。
「おお〜懐かしい〜」と近寄ると、変なビームでやられた。倒れるルイス。

目覚めたルイスは、あれ?ここは宇宙船?
隣には、さっき広場で見たクジン人も倒れている。また眠る。

(沖縄で流行ってる医療用麻酔薬の乱用を思い出す。アメリカ・フィラデルフィアのゾンビのような光景が、数年遅れて日本にやってきたのだろうか。SFの世界線において、薬物は「肉体という器(アナログ)」に縛られている証拠として描かれることが多い。そんな感じで、脳内インプラント(ニューラルリンク)が一般化する前の過渡期には、決まって薬物が蔓延する描写が登場する。まさに今、そんな過渡期を生きているのかもしれない‥。SF脳‥すぎる‥と、SFを読まない人に言われたけど‥。平成初期に読むとSFなんだが、今読むと「あれ?これあるよね」ってコトが多いんや‥。そして何より、世界のAIを作っている人‥イーロンやアルトマンなど‥は、みんなこれらの古典SFを読んでいる‥ということは、スルーできないと思ってしまうんだze‥。)

2.

リングワールドを共に旅したクジン人こと「ハイミー」と、主人の「ルイス」は、パペッティア人の宇宙船で目を覚ます。

ふたりを誘拐したパペッティア人の名前は「ハインドモースト(以下、略 ハインド)」。

リングワールドを共に旅した「ネサス(男)」かと思ったら違った。(多分、ネサスの妻??そして、ネサスは私の最推しです。)

ふたりを誘拐した理由は、リングワールドでの「政権争い」が関係している。

ついでに、ルイスが「電気中毒」になった理由も分かった。

リングワールドの冒険時に地球へ連れてきた「原住民」の女性こと「ハールロプリララ」は、地球で「ARM(政府組織)」に逮捕された。その罪悪感らしい。

まあ、電気中毒の快感を知ったキッカケは、ある日街中で、知らない人に、『タスプ(遠隔操作できる快感)』をかけられたことらしい。

(リングワールドの時もそうだったけど、その、気持ちはあるけど行動に移さないというか、悲劇の主人公が強いルイスはあんまり好きじゃない。でも、こういう男がモテがちなのも分かる。)


3.

パペッティア人の「ハインド」は、独断で宇宙船を奪い、クジン人のハイミーと地球人のルイスを誘拐したことが判明。理由はわからない。

ルイスの好きな女性「ハールロプリララ」は、リングワールドの先住民だ。地球に連れてきた1年半後に死んでいた。政府機関に囚われていた最中に。死因は、持参した「長寿薬」は誰かに盗まれたことによる、老い。それを聞いたルイスは電流を流しているので、とりあえず病まない。

ルイスの電流を止める。

リングワールドに向かうため、停滞フィールドで二年間眠る。

ルイスの頭にドラフト(快楽電流を流す機械/ニューラルリンクみたいなやつ?)が戻されて、また電流による快感を味わう。

(今の時代って、iPhone(snsなど)から「脳に入る情報量」が多すぎる。しかし、脳が処理できる情報量には限りがある。滴る水のように、入っては流れてを昼夜繰り返す。と同時に、強い快楽物質が放出されるので、快感。やがて脳はすごく疲弊する‥というのが現代人の生活。ルイスの脳に流れる微量な電気は、私たちが日常的に触れている情報と比べると刺激が弱いものかもしれない。が、恒常的な快楽こそ、失われた時に、ものすごい離脱(苦しみ)が待っているのだと思う。そんな感じで、なるべく受動的な快楽を避けて、能動的な快楽‥自分の脳だけで自己完結する快感を持ち続けたい‥と最近強く思うようになった。)

4.

停滞フィールドから、メンバー起床。

三人が向かっている「リングワールド」は、太陽をぐるりと囲む「巨大な輪の形」をした「人工天体」だ。

本来は、太陽がリングの中心にあるはず‥。
前作(23年前)は問題なかったが、現在は太陽の位置が、中心からかなりズレてしまっていることが判明。

と言うのも、23年前に訪れた際は、中心を維持するための「何か(姿勢制御ジェットなど)」が働いていたけど、それが現在は機能していないらしい。

放っておくとズレ続け、一年五ヶ月後には太陽に激突して崩壊する。

太陽に接触すると、自滅だけでは済まない。

リングワールドはその凄まじい回転速度のせいで粉々に分解し、破片はすべて恒星間空間に飛び散って、中に住む何千億、何兆という住民は全滅することになる計算がでた。


5.

リングワールドにある『物質変換器』で大きな富を得られる、とパペッティア人「ハインド」が言うので、二人は驚く。

なぜ(あのパペッティア人が)そんなことを?
とふたりは聞く。

パペッティア人には「実験党」「保守党」という政党があり、互いに対立していて、その関係で‥らしい。ちなみに、ハインドとネサスは「実験党」。(そうじゃなきゃ前作であんなこと‥。)

パペッティア人の繁殖は、男性同士で種を残す。しかし母体は女性。その際、女性の遺伝子は一切組み込まれない。つまり、女性の遺伝子は必要ないというのがパペッティア人の考えらしい。ということで、前作「リングワールド」で共に旅した「ネサス」と、今ここにいる「ハインド」は男だった。(ハインド、お前は男だったんかい)

実験党「ハインド」の前任である「ネサス」は、前作「リングワールド」で、あることを成し遂げた。

それは、
「地球の産児制限法」
「凶暴なクジン人を、第一次対人間戦争により、思慮深いクジン人を生み出す」。

保守党のパペッティア人から、それらの行為は、「キチガイ」と言われた。

つまり、ネサスはキチガイ。そのキチガイと結婚したお前もキチガイ‥ということで、ハモンドは実験党から解任されて今ここにいる‥とパペッティア人は言う。(もうパペッティア人好きすぎる)

リングワールドに到着する。

(続く)

ああ‥やっぱり、パペッティア人‥好きだな。
あの異常なまでの「臆病さ」は、絶対に死にたくない‥生きたい!という生命力を感じて好き。好きすぎる。

NHKの大河ドラマを観ていると、戦国時代の戦さとは、カッコいいのかもしれない。しかし、戦さで重要なのは「勝って生きる」ことだ。

敵が刀を振り下ろそうとした時、「あっ!」と声を出して、敵の頭上を見ながら恐怖に怯えた顔をしてみたらいい。

敵は上に注意を逸らすだろう。
その一瞬の隙に殺すのだ。いや、殺してはいけない。殺すには、急所を刺さねばならん。とりあえず、指一本落とせば問題ない。敵が痛がってるところで、確実に急所を刺すのだ。決して、一撃で決めようとしてはいけない。

柳生兵庫助や石舟斎も同じだ。実際に行われていた「兵法」なのだ。そういうのを「卑怯」と言うのは、戦後の「価値観」で、安全な場所にいる人間の物語に過ぎない。

そういった意味で、こんなにも文明が進化して、首を斬られても生き返る医療技術がある時代なのに‥あの臆病さはもう愛しみでしかない(笑)