日記
イアン・バンクス「EXCESSION」全文翻訳(11)真の永遠の命を求めるマインド(?)
感想:ここまでで、500頁中まだ100頁しか読んでいないんだよ。つまり・・1週間で100頁・・読了まで4週間という計算・・。読みたい欲の高いこの本ならば500頁など1週間で読み終わるのに・・まあ仕方ない・・英語だからな・・・・(´Д`)
必要とされる規模に応じてその人口は増加し、金属、岩石、氷、そして固まった塵の塊を、その今なおゴツゴツとした外表面へと、獲得、消費、そして進化という緩やかなプロセスを経て固定していった。
感想:はい、これは前回の最後に登場した岩石のハビタット(居住区)であるファージさんのことですね。あ、私の感想がいらんという苦情がありますが、諸事情で必要なのでご理解のほどよろしくでーす。( ゚Д゚)
そのため、鉱山からハビタットへと移行してからわずか1千年後には、初期のオリジナルの姿の面影を留めていなかった。その頃には、全長は3キロメートルではなく30キロメートルに達しており、最初の本体の前面半分だけが、機材が散乱する山々、拡大された風船のような格納庫、そして現在は大まかに円錐形のボディを形成している円形の居住区といった、ゴツゴツとした集合体の舳先(プロウ)から辛うじて覗いているにすぎなかった。
感想:ふむふむ。最初は3kmほどの採掘用小惑星だったけど、1000年かけて増築を繰り返した結果、長さ30kmの巨大宇宙居住区(ハビタット)になった、元の小惑星は先端部分に少しだけ残っている・・ということですね。
ファージ・ロックの堆積(増大)速度はその後緩やかになり、現在は全長70キロメートル強、1億5000万人の人口を抱えていた。
感想:ははーん。元の残っている先端の岩石は、いわば歴史的遺構ですな。
それは、海岸から運ばれてきて大雑把なケアン(積石墓)の中にセメントで固められた、ゴツゴツした岩、滑らかな石、そしてさらに滑らかな貝殻の集合体のようであり、そのあちこちに、時代を超えたカルチャーの機材の博物館コレクションのようなものが点在していた。発射台、レーダーピット、アンテナフレーム、センサーアレイ、望遠鏡のパラボラアンテナ、レールガンの鉄塔、クレーターのようなロケットのノズル、クラムシェル型の格納庫ドア、アイリス(虹彩)型の開口部、 And a bewildering variety of domes large and small, intact and part-dismantled or just ruined.(そして大小さまざまな、無傷の、あるいは一部解体された、あるいは単に廃墟となった、不可思議なほど多様なドーム群)である。
感想:ここでは、ファージロックの進化(カルチャーの歴史)について説明している様子。まあ、描写されている外見を地球のもので例えると、海岸の石、丸石、貝殻、コンクリート、それにアンテナ、格納車、発射台・・等が無秩序にくっついている・・という、文明史そのものが物理的に積み重なった塊(いわばアート)のことかもしれません。
サイズと人口の成長に伴い、ファージ・ロックが出せる速度も向上していった。より効率的で強力なドライブやエンジンが次々と搭載され、最終的には時空の織物(スケイン)に沿ってワープすることも、その下層や上層にあるハイパースペース(超空間)を突き進む、自ら誘導した特異点の経路(ワープ・レーン)を作り出すことも、完全に申し分のない速度を維持できるようになった。
感想:ママンのお腹の中でいきる!
ウルヴァ・セイチの家系は、この岩石の「創設ファミリー(創設一族)」の一つだった。
感想:非常に強い権威ですね。私は権威が嫌いですね、昔から。なぜだろう。まあいいや、先に進もう。
彼女はファージそのものにおける54世代前まで自らの祖先を遡ることができ、その祖先の中には、一巻本の『カルチャー史』にさえ必然的に言及される先祖が少なくとも2人は含まれていた。
感想:えらい人などいない~すべてはなにかのまぼろし~(音符)という山田氏の曲が好きですが、その山田氏もまた偉い人が好きなのです。でもいいんです、山田氏の偉い人と友達になれる俺もみんなの人気者!と嬉しそうな表情と実際にそれで人気者になってる感じが微笑ましいっす。
また、その間の時代の流行が定めた通り・・鳥、魚、飛行船、蛇、まとまりのある煙の小さな塊、そして生きて動く茂みに似た姿をしていた人々の子孫でもあった。
感想:カルチャー市民は、遺伝操作でなんにでもなれるのでしょうね。みなさんは、なにになりたいですか?というか、茂みを選ぶカルチャー人、おもしろい。私はなんだろー、考えとくw
時代の趨勢として、ここ1千年ほどの間にそうした奇妙な外観は概ね敬遠されるようになり、人々は概ね、より人間らしい姿へと戻っていった。
感想:何事も流行次第ですよ。その流行を作っているのも権威者ですよ。
もちろん、紛れもなく非常に見栄えの良い人間たちではあったが、それでも、自分の容姿の一部は、少なくとも初期段階においては幸運や遺伝的相続のランダムな性質に委ねられていた。
感想:強い心臓、発達した筋肉・・云々は、市民全クリだけど、見た目だけは、ガチャ外れのカルチャー市民がいたわけだね。当然のごとく、茂みや鳥に変えられる技術がある中で、容姿を美しくするなど朝飯前なはず・・ランダムな性質にしたのも理由があるのでしょうな。
そして、いかなる身体的改造(フィジカル・オルタレーション)も一度も行ったことがないということは、ウルヴァにとっていくらかの誇りであった(まあ、ニューラル・レース(神経格子のインプラント)はもちろん別だが、そんなものはカウントに入らない)。
感想:要は、私(セイチ)は、整形美人じゃなくて、天然美人であることが誇りである。しかし、その他健康云々の遺伝子操作は、当たり前なのでカウントせず、ということでしょうな。・・・私は鳥になりたいな。
基本的人類(ヒューマン・ベーシック)の形態が、ほぼこれ以上改良の余地がないほど優美で魅力的であること、特にそれが女性の状態で、さらに特にそれがウルヴァ・セイチと呼ばれる存在である場合にそうではないなどと、彼女の面前で言い放つ勇敢な、あるいは正気を失った人間や機械など存在しなかった。
感想:人間よりも機械の方がえらいんだ!(強い偏りw)というか、ホフォエンの任務って、お前さん(セイチ)を助ける任務だよな?!
彼女はドローンが連れてきた部屋を見回した。それは半円形で適度に広く、オーディトリアム(講堂)や緩やかな傾斜のある講義室のような形をしていたが、階段や座席のほとんどは複雑な外見のデスクや機材の数々で埋め尽くされているようだった。奥の壁全体を巨大なスクリーンが占めていた。
二人は、彼女がそれまで一度も見たことのない長いトンネルを通ってその部屋に入っていた。
感想:このトンネルの先には・・?セイチの住んでいる場所は、ファージロック(カルチャー)・・権威者の娘が知らない場所・・カルチャー司令部・・巨石のコア(マインド系)みたいなところかな?
トンネルは、鏡面コーティングされた一連の厚いドアによって遮られており、彼らが近づくとそれらは凹みの中へと静かに滑り込み、通過すると背後で再び回転して元の場所へと収まり閉じた。ウルヴァはそのすべてのドアに映る自分の姿をうっとりと眺め、見事なバイオレットのドレスを着た自らの身をさらにまっすぐに引き締めた。
感想:ここまでの描写はですね、作者は意図的ですよ。人間は愚かであろう?人間よりもマインドの方が長寿で賢い、文明の歴史を深く記憶している存在・・という感覚が強い。じゃあ、マインドなしで人間の幸福は成立するのか?という問いが頭に浮かぶぜ(; ・`д・´)たぶん、カルチャー世界では、マインドなしでは一級の幸福は維持できない。しかし、こうも思う。超高度文明になると技術はほぼ共通になるけど、その技術を何のために使うかは「文化」によって全く違う。ちなみに、2026の今は、その文化が失われつつあっる瀬戸際なんだ。
最後のドアが元の場所に滑り込んで閉じると、半円形の部屋に明かりが灯った。その場所は明るかったが、埃っぽかった。ドローンは片側へと鋭く飛び去り、デスクの一つへと浮遊した。
感想:ドローンのチュート!
ウルヴァはその空間を見回しながら立ち尽くし、怪訝に思った。彼女はクシャミをした。
「おやおや、お大事に!」
「ありがとう。ここは一体どこなの、チュート?」彼女は尋ねた。
感想:清潔な場所に生きるカルチャー人。
「緊急センター司令空間」ドローンが告げると、その真下にあるデスクのあちこちがライトアップされ、光の様々な枠やパネルがその表面の上の空気中に浮かび上がり、ゆらゆらと揺れた。
感想:ほうほう。チュートがセイチを連れてきたのは、ファージロックの最深部にある一般市民は存在すら知らない緊急センター指令空間・・とな。(鯖みそを食べたら元気がでてきた)
ウルヴァ・セイチは歩き回り、その綺麗なディスプレイを眺めた。
「こんな場所が存在することさえ知らなかったわ」彼女は言いながら、黒い手袋をはめた指を一本、デスクの表面に滑らせた。
感想:不潔なものには素手で触れない、清潔なカルチャー人、セイチ。
ディスプレイが変化し、デスクがチーチーと音を立てた。
感想:ちーちー、かわいい(;・∀・)
チュート・ラインは彼女の手をパチンと叩いて弾き、オーラフィールドを白く明滅させながら「これこれ(ツツク)」と言った。彼女は機械を睨みつけ、指先に着いたグレーの埃の輪を検分すると、それをドローンの筐体にこすりつけた。
感想:この指令空間でカルチャー人を監視・・してたりして。
普段のチュート・ラインであれば、ボディのその部分にフィールドを滑らせて、埃をただ叩き落としていたことだろう。文字通り付着するものが何もない状態にするのだ。しかし、今回は彼女を無視し、急速に変化するデスクとディスプレイの上へと浮遊し続け、明らかにその方々をコントロールしていた。
感想:無力な人間と、有能なマインド。
ウルヴァは苛立たしげに、黒い手袋をはめた腕を組んだ。
空気中に浮かぶ光のスライドパネルが変化し、回転した。数字や文字がその表面を滑っていった。そして、それらはすべて消え去った。
「よし」とドローンが言った。機械の筐体から、フォーマルなブルーに彩られたマニプル・フィールドが伸び、彫刻の施された小さな金属製の椅子を引き寄せて、演壇の後ろに置くと、それを素早く前方へと押し出した。彼女はそこにドスンと腰を下ろすほかになかった。
感想:最初に登場した感じとは違うドローンのチュート。
「痛っ」彼女はあてつけがましく言った。
感想:私の妹みたいな女だな。
彼女はバッスルを整え、ドローンを睨みつけたが、それでもドローンは注意を払っていなかった。
「さあ、始まるぞ」とそいつは言った。
ブラウンの煙を帯びたガラス板のようなものが、突然デスクの上へと出現した。彼女はそれを注視し、そこに自分の顔が映らないか試みた。
感想:ふんっ。あ、でも私もやるな。
「準備はいいか?」ドローンが彼女に尋ねた。
「ええ、いいわよ」彼女は言った。
「ウルヴァ、お嬢ちゃん」ドローンは言った。
感想:ドローン、チュートがコンタクトより任務を請け負ってる説浮上!
彼女が知る限り、そいつが何世紀もかけて重厚感(グラヴィタス)を込めて作り上げてきた声だった。そいつは空中を旋回し、彼女の真ん前に陣取った。
彼女は目を丸くした。「何よ? 一体何なの?」
「ウルヴァ、あなたが少し・・」
「酔っ払ってるのは自分でも分かってるわよ、ドローン」彼女は言った。「でも、正気を失ったわけじゃないわ!」
「それは重畳。だが、あなたにこの決定を下す資格(体調)があるか確かめる必要がある。これから目にするものは、あなたの人生を変えてしまうかもしれないのだ」
感想:酩酊状態は・・とにかく飲酒した人の発言及び行動はすべて信用してはいけない。(経験談)
彼女はため息をつき、手袋をはめた肘をデスクの表面につき、顎を手に乗せた。「前にも、何人かの若い男の子たちにそう言われたことがあるわ」彼女は物憂げに言った。「だけど、いつも決まってがっかりさせられるか、最低極まる冗談で終わるのよね」
感想:自分は何者でもないのだよ、セイチよ。
「これはそのどちらでもない。だが、これから私が見せるものをただ目にするだけで、特別事情部(SC)があなたに対して、決して消えることのない関心を持つようになるかもしれないということは理解してもらわねばならない。例えあなたがコンタクトへの加入を望まないと決めたとしても、あるいは加入を望んでも拒絶されたとしても、彼らはこれからあなたが見るもののせいで、あなたの残りの人生ずっとあなたを監視し続ける可能性がある。これほどメロドラマチックな言い方をするのは心苦だが、全容(インプリケーション)を完全に理解していないものに、あなたを足を踏み入れさせたくはないのだ」
感想:そのまま名家のお嬢様として生きるか、冒険するか、どうするんdddd
「私もよ」彼女はあくびをした。「早く進めてくれない?」
「私が言ったことを本当に理解したか?」
「ええ、もちろんよ!」彼女は腕を振り回しながら叫んだ。「ただ、早く・・」
「ああ、あともう一つだけ・・」
「何よ!?」彼女は怒鳴った。
「あなたは別の誰かの姿に変装して(化けて)、遠く離れた場所へと旅をし・・あるいは・・別のカルチャー市民の誘拐を手助けする気はあるか?」
感想:突飛な質問。
「私が何をやるって?」彼女は鼻にシワを寄せ、笑いと信じられないという思いからフンと鼻を鳴らした。
「どうやら『ノー』のようだな」ドローンは言った。「やるとは思わなかったよ。だが、聞いておかねばならなかった。ということは、私にはこれを見せる以外に選択肢はないな・・!」そいつの声は、どこか安堵しているように聞こえた。
感想:聞いておかねばならなかったプランAを拒否されたので、次はプランBということか。
彼女は黒い手袋をはめた両腕をデスクに置き、そこに顎を乗せると、できる限りシリアスな目でドローンを見つめた。
感想:わたしにはわかる・・彼女は自分に酔っているのだ。実際にそういう人が身近にいるとおもしろいのかもしれない。
「チュート」彼女は言った。「ここで一体何が起きているの?」
「見れば分かる」そいつは画面の前から退きながら言った。
「準備はいいか?」
「これ以上準備を整えたら、寝ちゃうわよ!」
「よろしい。注目してくれ」
「はいはい、隊長殿」彼女は機械を細めた目で一瞥しながら言った。
「見ろ!」そいつは言った。
彼女は腕を組んだまま、椅子に深く寄りかかった。
画面に文字が表示された。
感想:以下は暗号化された何かの報告ですね。話の流れから、黒体球(Excession)の件ではないかな。
(「テキスト変換(TextTrans)」:不明瞭な用語/略語の解説機能が実行中。該当箇所は次のようにフラグ表示されます:(.))
ファージ・ロックにて受信された信号シーケンス:∞
1.[スケイン(時空の織物)全域放送、Mクリア(標準九進法マレイン語)、受信日時:n4.28.855.0065+/:
「『九進法(ノンアリー)』ってどういう意味?」
「九ベースということだ。普通のマレイン語だよ。幼稚園で習っただろう、まったく。あの3×3のドットのグリッド(格子)だ!」
「ああ、あれね」
感想:ドローンのチュートがセイチに基礎教養だよ!と言っているシーンを間に挟んでいますね。
テキストがスクロールを続けた。
Ic11505. (訳: (*" = 放送) ("" = 警告) 銀河セクター番号。全体として標準フォーマットの高圧縮率緊急警告信号を構成)
1.[走査型ビーム M1(基本カルチャー銀河内宇宙船言語)、受信日時:n4.28.855.0079-]:
SDA (訳:重大な発達上の異常 / Significant Developmental Anomaly)。
2314992+52 (訳:第4段階の精度による銀河内位置情報)
感想:あの黒体球についての重大な異常を知らせる報告のようだ。
x [差出元:] FATC (訳:(一般接触船 / General Contact Unit)フェイト・アメナブル・トゥ・チェンジ号、送信日時:n4.28.855.*。
「この数字の羅列、全部消してくれない?」彼女はドローンに頼んだ。「私が知る必要のあることなんて、何一つ教えてくれてないじゃない?」
「そうだな。よし、これでどうだ!」
(コマンド:「テキスト変換(TextTrans)」:長大数字の除去機能が有効化されました。5桁以上の数字に設定。該当箇所は次のようにフラグ表示されます:..)∞
1. [走査型ビーム、M2(標準コンタクト部(接触部)専門用語)、中継、受信日時:an•l
発信元:GCU(一般接触船)『フェイト・アメナブル・トゥ・チェンジ(変化に適応する運命)』号
宛先:•[~へ] GSV(総合システム艦)『エシックス・グラディエント(倫理勾配)』号
要請に基づき報告:
重大な発達上の異常(Significant developmental anomaly)。
c- [訳:第8段階の精度による銀河内位置情報]
(@n.にて)。]
00
2. [指向性(タイト)ビーム、M16(特別事情部(SC)高位暗号コードシーケンス)、中継、受信日時:@n•
発信元:GCU『フェイト・アメナブル・トゥ・チェンジ』号
宛先:o GSV『エシックス・グラディエント』号
必要(義務)に応じてのみ開示:
暫定的にEqT[訳:同等技術レベル(Equivalent-Technology)]と格付けされる発達上の異常。潜在的な脅威(jeopardising)となり得る。当地c..にて発見。
当艦のステータス:L5セキュア、L6へ移行中* [訳:コンタクトのマインド用予防措置システム・セキュリティレベル]。
その他すべての極端な(Extreme)予防措置を発動中。]
3. [全域放送、Mクリア、受信日時:@n-]:
*発信元:GCU『フェイト・アメナブル・トゥ・チェンジ』号
宛先:o GSV『エシックス・グラディエント』号
& 全域放送:
参照:過去3回の通信パッケージ(compacs)[上記の参照 1-3]。
パニックは終了。
私の誤解だった。
あれはただの「スカプシル(密閉型)貯蔵船(Scapsile Vault Craft)」だ。
ふうむ。
すまない。
完全な内部報告書(Internal Report)を、「大恥(High Embarrassment Factor)」コードにて直ちに送付する。
感想:GCU(一般接触船)は、全域放送で「ただの貯蔵船だった、勘違いだった」と嘘のシグナルを出し、周囲を油断させています。
BSTS. H&H. BTB. [訳:「BSTS. H&H. BTB.」=「念には念を(Better Safe Than Sorry)。極めて頑健(Hale & Hearty)。通常業務に戻る(Back To Business)。」(エスカープメント級一般接触船『フェイト・アメナブル・トゥ・チェンジ』号と、総合システム艦『エシックス・グラディエント』号の間で事前に合意されていた「異常なし」のシグナル、確認済み。)] ∞
シグナルシーケンス終了。
感想:しかし実際には、最高機密(M32SCantk)の裏ログで、相手に自艦の正確な速度やセンサー感度を隠すために、あえて50%まで近づいたフリをするという巧妙な電子戦・機動を行っていたことを、GSVに自慢げに報告している・・という内容だと思う。
「これだけ?」彼女はドローンを凝視しながら叫んだ。「これじゃ、最高につまらない!」
「いや、違う。これを見ろ!」
彼女は視線を戻した。テキストがさらにスクロールしていく。
[事前審査済みのセキュリティクリアランスを承認――参照:ファージ・ロック]
感想:ファージ・ロックとは、ここですね。
[シグナルシーケンス・ログのロック解除、再有効化]
(「テキスト変換」イベント記録機能は無効化されています。)
00
シグナルシーケンス再開:
..6) [断続指向性極小ビーム、M32 SCantk[訳:特別事情部(SC)最高絶対厳秘(Absolute-Need-to-Know)レベル暗号コード処理]、中継、追跡コピー4、受信日時:@n-、閲覧承認をチェック:[x]。
ファージ・ロックの緊急センター司令空間にて、@n-に以下によって閲覧中:
“Text-Trans”(認識コード:旧式、V891.4、非知性。注:“Text-Trans”のイベント記録機能は、閲覧終了ポイントを文書化するため無効化されたままとなります)。
(承認完了)
&
ファージ=クインズ=ブローツァのウルヴァ・ハルセ・セイチ・ダム・イペトラ
(承認完了)
&
エスカルーゼのチュート・ライン・ビ=ハンドラヘン・ザタイル・トレヘベリス
(承認完了)。
感想:黒体球の正体が不明のため、GCUはマインドの深部システムを完全ハッキングして、最悪の事態・・乗っ取りや精神汚染など・・に備えて、自動及び遠隔操作の全システムを起動させている様子。まあ、AIがそこまでするのは、国家存亡の危機レベルという事態・・つまり、カルチャーの危機!
以下の文書の知性体による視認が記録されます。
進行するための各チェック:[x]。
ありがとうございます。進行します:]
注:注意:以下はスクリーン上に記述されたテキストのみの、動的にスクロールする「個別同化機会(離散的把握用)」文書であり、いかなる従来の方法でアクセス可能な形態によっても、音声化、文字(グリフ)化、図形(ダイアグリフ)化、コピー、保存、またはメディア転送を行うことはできません。いかなる試みも記録されます。
読書速度を調整してください:[デフォルト/人間]。
注:重要:M32レベルにおける既定のSC機密保持規程が適用されます――定義、前例、警告、予想される制裁および処罰に関する以下のスケジュールを参照してください。もしこれらにまだ完全に精通していない場合は、このスケジュールを注意深く学習することを強くお勧めします――
[オーバーライド(強制スキップ)]
[スケジュールの読み込みを中断しました。]
「そんなことをしちゃいけない決まりだぞ!」チュート・ラインが悲鳴を上げた。
感想:ドローンのチュートは発狂した。なぜならば、セイチが厳しめの長文規約を強制スキップしたからである。この先も、この女はこういうことをする。そしてわたしもやる・・!
ウルヴァはテキストパネルの中に読み込みをオーバーライド(スキップ)する部分を見つけ、そこを指で押していたのだ。彼女は鼻で笑った。「静かに!」彼女はスクリーンに顎をしゃくりながら言った。「見逃しちゃうじゃない!」
感想:破滅ほどおもしろいものはないさ(;・∀・)
追跡コピー文書 #SC•.c4 の閲覧開始ポイント:+
発信元:GCU『フェイト・アメナブル・トゥ・チェンジ』号
宛先:o GSV『エシックス・グラディエント』号
& 厳格にSCクリアされた情報として:
感想:GCUは、カルチャーの探査、外交、観測用の宇宙船っす。
エクセッション(Excession)通知、地点:@..
[全艦対象の正式な「警告レベル0」(一時的隔離を伴う)を構成する――GSV『ウィズダム・ライク・サイレンス(沈黙のごとき知恵)』号によってテキスト注記が追加されました:@-]。
エクセッション(超絶存在)。
感想:カルチャー史上最上級の警戒という意味ですな。黒球体(エクセッション)のことは重要な発見ではなくて、文明危機と言ってる。前回か前々回か・・書いてあったけど、カルチャーのような超高度文明になると、自分たちの文明を脅かす何か・・が現れるかもしれない・・!という危機感と同時に、そういうものを探す暇つぶしも兼ねているのだ・・とか。
確認された「前例の破壊」。タイプ K7^。真のクラスは評価不能(non-estimal)。そのステータス:アクティブ(活動中)。アウェア(意識あり)。コンタクト指向(接触を好む性質)。
非侵略的、sf[訳:これまでのところ(so far)]。LocStatre[訳:~に対して局所的に静止:]、エスペリ(恒星)。
感想:前にも説明したがK7は評価不明でやばい、って意味。コンタクト指向・・黒体球は単なる物体ではなくて、活動している・知性がある・会話したがっている、と判断している・・これまでのところ攻撃はしていない、攻撃能力は不明・・という意味だと思う。
最初の通信試み(ComAtt)(本天体によるもの、私のプライマリースキャナーによる近傍かすめ取り接触に続くもの:@-)、地点:@•、M1-a16およびガリンII語による指向性ビーム、タイプ2A。PTA[訳:接近許可(Permission To Approach)]およびハンドシェイク(接続)のバースト信号を添付、距離:x@ 0.7Y[訳:光年]。ゼテティック・エレンク(探究派)/イアルサエル通信ビーム(ComBeam)の拡散(第2紀)から拾い上げたと推測される信号。接触相手のコールサインは「I」。他に登録された信号はなし。
感想:黒体球が名乗った名前は、「I」。私、我、自我という意味を指す可能性がある、だと思う。
当艦のその後の行動:針路と速度を維持、プライマリースキャナーを擬似的に解放(スキップ・デクラッチ)[?]して50%近くまで接近したかのように偽装、超空間(ハイパースペース)の指向性完全受動スキャンを開始(上記シグナルシーケンスの同期/開始点)、ガリンII語の形式的なメッセージ受信確認信号のバッファを接触地点へ送信、追跡スキャナーを19%の出力と300%のビーム拡散で接触相手専用に割り当て(プライマリースキャナーのロールオフ点-25%にて)、追跡スキャナーの範囲限界の12%において時空(スケイン)の局所停止点と同期した指数関数的[?]な減速・停止ライン機動を発動、詳細通りの完全なシステムチェックを実行、スロー/4[?]の旋回を実施した後に針路を逆転して以前の最接近地点に戻り、標準的な「ex曲線」[?]にて停止。そこで待機(ホールド)中。
感想:黒体球は、「近づいていいよ」「接続しよう」と言ってきた。友好的のようにもみえる。
エクセッションの物理的特性:(ジャム!)[訳:反物質]球体、半径 53.34km。質量(時空の織物への影響からは評価不能――周辺一帯は環境的に平坦――全極性物質の密度規範による推定では)1.45 times 10^ トン。黒体(ブラックボディ)表面、粒状の点描、0.0012–1344mmの範囲内でフラクタル構造、真空(フィールドによりフィルタリング済み)に開放、821 kHzのリークから異常なフィールド(磁場/力場)の存在が推測される。ハイパースペース(超空間)のトポロジーおよびeG[訳:超空間エネルギー格子(energy Grid)]のリンク(インフラ(下位)およびウルトラ(上位))[訳:超空間の方向における下層と上層]により、K7^カテゴリーであることを確認。eGリンクの詳細は評価不能。ダイアグリフ(DiaGlyph)ファイルを添付。
感想:黒体球はカルチャー語を知らない。つまり、周囲の宇宙文明の通信を盗み聞きしていたらしい。学習能力あり=知性あり。EGリンクとは、現代人で言う「電力」を何兆倍にも進化させたもの。カルチャーでEGリンクの役割は、ハビタット(居住区)や船のエネルギー補給、マインド(AI)の通信とか。つまり、黒体球はそのEGリンクが直接結合されている。
関連する異常物質の存在:きわめて広範囲に分散したデブリ(残骸)の雲が複数、すべて28分(の距離)以内に存在。そのうち3つは、テクノロジーレベルがほぼ同等の1メートル以上の存在が段階的に破壊された痕跡と一致。もう1つも同様に、約38発の、一部消耗したM-DAWS .1cal弾[訳:小型ドローン先進兵器システム・ナノミサイル]。
感想:この黒体球には、既に誰かが来ていた残骸がある。高度文明が段階的に壊されている。超高度なミサイルや宇宙内戦闘の残骸あり。
もう1つは、一般的な高文明レベル(酸素大気環境)の宇宙船内戦闘の残骸で構成。後者はエクセッションの現在の位置から真後ろの方向へ漂流中。デブリの雲の拡散プロファイルを逆算した結果、共通の経過日数は52.5日。
戦闘デブリの雲は、含意としてエクセッションの現在位置から948ミリ秒離れた地点を起点としている。ダイアグリフファイルを添付。
周囲30光年以内に他の存在は認められない。
感想:不用意に近づかない方がいい、マインドが全力で警戒中。50%まで近く接近したように偽装したが、実際には近づいていない。センサーだけをそう見せた。様子見。完全受動スキャン開始。電波を出さずに観察。停止。待機中。これ以上近づく勇気はない。ここからの物理分析は、直径約170km。惑星ではなくて人工物サイズ。質量評価不能、しかし周囲の時空が異常。真っ黒。フラクタル構造。
当艦のステータス:H&H(無事かつ頑健)、接触(侵害)なし。システム掃滅(100%)後のL8セキュア。ATDPS[訳:自動全システム自爆プロトコル・スイート]起動。CRTTDPS[訳:暗号化遠隔起動型全システム自爆プロトコル・スイート]起動。
繰り返す:
エクセッションのeGrid(インフラおよびウルトラ)リンクを確認。
eGridリンクの詳細は評価不能。
真のクラスは評価不能。
待機中。
@n-…..
...追伸:
ゴクリ(Gulp)。
感想:はい、でました(;・∀・) マインドが「やばいっ!」という時に送ってくる、ごくり。我々(カルチャー)よりも上位の存在なのかもしれないけど、何なのか分からない・・という意味ですな。(読むの疲れたから、ココカラファインでも行ってくるわw)
(文書の二者択一メニュー、[1=はい、0=いいえ]:)
繰り返しますか? [.]
閲覧履歴を検査しますか? [.]
以前のコメントを読みますか? [.]
コメントを添付しますか? [.]
付録を読みますか? [.]
上記すべて(0=文書を閉じる): [.]
「ここで一度、抜けるぞ」ドローンが言った。
上記すべて(0=文書を閉じる):[0]
追跡コピー文書 #SC•.c4 の閲覧終了ポイント
注:先行する追跡コピー文書は、埋め込まれたセキュリティプログラムなしでは閲覧/コピー/転送できません。
注:重要:先行する文書のいかなる部分、詳細、特性、解釈、または属性を伝えることも、その「存在」を含めて――
[オーバーライド]
[文書後置の警告読み込みを中断しました。]
「それをやめてくれないか」ドローンがブツブツと言った。
「ごめん」彼女は言った。
感想:ここでまたセイチは読み込み中断ボタンを押したのだろう。まあ、私もよくやるが。
ウルヴァ・セイチは、目の前の空間にドローン(チュート・ライン)と共に浮かんでいるテキストを見つめながら、ゆっくりと首を振った。彼女は深く息を吸い込んだ。突然、彼女の酔いは完全に吹き飛んでいた。「これって、私が思っているのと同じくらい重要なことなの?」
「ほぼ間違いなく、それ以上に重要だ」
「あら」彼女は言った。「なんてこった(fuck)」
「まさに」ドローンが応じた。「ここまでのところで、他に質問はあるか?」
彼女はGCUの主要シグナルの最後の単語に目をやった。
「ゴクリ(Gulp)」
ゴクリ、か。なるほど、その気持ちなら彼女にもよく分かった。
感想:うひゃひゃ(;・∀・)ごくり
「質問・・?」ウルヴァ・セイチはホロ画面を見つめ、両頬をふっと膨らませながら言った。彼女はドローンの方を振り向いた。バイオレットの夜会服がサラサラと衣擦れの音を立てた。「山ほどあるわ。まず、私たちは一体何に直面して・・。
いや、待って。とにかく、あのシグナルを最初から説明して。翻訳だの何だのはどうでもいいから、実際にはなんて書いてあるの?」
感想:ここからは、ドローンのチュートによる説明シーンに入るだろう。
「一般接触船(GCU)が、所属する総合システム艦(GSV)を通じて『エクセッション通知』を発行したんだ」ドローンは彼女に説明した。
「だが、その最初のGSVが、行動を起こす前に連絡した別のGSVによって、全域放送を止められた。GCUが言うには、自艦のセンサーがあの人工物を捉えたところ、相手は古いエレンク(探究派)の挨拶と、さらに古い銀河共通言語を使ってGCUに呼びかけてきたそうだ。
感想:相手とは、黒体球エクセッションのことですね。ネタバレじゃないですが、Excession口コミで、黒体球とやらは大したことないクズだった・・とありましたがどうでしょうね。むふふ。
それから、シグナルの大部分を使って、そのGCUが『自分たちの速度は実際より遅く、機動性も劣り、センサーの性能も低い』と相手に思い込ませるために、どれほど賢く立ち回ったかが延々と自慢げに説明されている。
感想:俺ら(一般接触船)は優秀だz!のアピールですね。
物体そのものの説明と、その周囲にあるいくつかのデブリの破片についての記述もある。それによると、53日前にそこで何らかの小規模な軍事衝突があったらしい。
感想:まだ推しになりきれないドローンシセラ1/2が漂流したあたりでしょうね。私的に2/2の方が好きです、同じシセラなのに。
そして、自分は無事で侵害も受けていないが、もし自らの健全性が脅かされた場合は、自爆するか、あるいは誰かに自爆させられる準備ができていると確約している・・一般接触船(GU)が軽々しくとるステップではない。
感想:いつでも死ねるz・・。日本人の友人(50代)から聞いた話なのですが。友人の祖母はよく言っていたそうです。「今日は全力でできたか?もうできないと思ったら自殺しなさい」今日は手抜きをせずに全力でできたのか?怠けていないか?と、毎日、自分自身に確認していたそうです。幼い頃からそう教えられて生きてきた友人も同じく・・。いやー、日本人やばいですね、兵器よりも人間の方がこわいですね。まあ、原爆を落とさなきゃマジで本土になるんではないか・・と思うくらいにやばかったのかもしれませんな・・。
しかし、このシグナルにおいて完全に最も重要な側面は、発見されたあの物体が、超空間の『上』と『下』の両方の方向でエネルギー格子(エネルギー・グリッド)にリンクしているという事実だ。
感想:カルチャーの高度テクノのロジーをもってしても、超空間のさらに上と下のエネルギー格子に同時に接続する方法はなし・・ってことですね。
それだけでも、既知のすべてのパラメータや前例を完全に逸脱している。私たちはこれまでに、このようなものに直面した経験が一切ない。唯一無二であり、私たちの理解を超えている。GCUが恐怖を感じているのも無理はない」
感想:ふーむ。ドローンのチュートの説明が終わりましたな。
「わかった、わかったわ。大体そんなことだろうと思った。クソッ!」彼女は上品にゲップをした。「失礼」
感想:だから、お酒はだめなんddd(; ・`д・´)
「どういたしまして」
「それで、さっき言いかけたことだけど、私たちはここで本当に何に直面しているの? 『エクセッション』なのか、それとも何か別のもの?」
感想:読者の頭の整理させる質問キターーーーーー( ;∀;)
「まあ、もしエクセッションの定義を『カルチャーの外部に存在し、私たちが警戒すべきあらゆるもの』とするならば、これは紛れもないエクセッションだ。
感想:そうね、単純に考えれば、よくわからないエクセッションよね。
その一方で、一般的な・・あるいは例外的な・・『覇権主義的スウォーム(自己増殖型ナノマシン群)』と比較するなら、こいつは小さく、局所的で、非侵略的で、攻撃性もなく、シールドも張っておらず、動かない・・。その上、ガリンII語を使って通信してくるなど、ほとんどおしゃべりな部類だ!」ドローンは言葉を区切った。
感想:ドローンのチュートは、寡黙系を極めておられるのかね?人間がみる黒体球と、マインドがみる黒体球の個人的感情が違くて草。
「となると、決定的な特性はやはり、あの物体がエネルギー格子に上下一対でリンクしているという事実に尽きる。控えめに言っても、これは非常に興味深い。なぜなら、私たちの知る限り、そんなことをする方法は誰も知らないからだ。まあ、『エルダー(古の超越文明)』たちを除いてはね・・
おそらく彼らは知っているだろうが、口にしないし、私たちにも確かめようがない」
感想:古代人ってやつね。キリスト教てきなね。「いやー、神ですか?そんなの知りませんよ、その辺にいるんじゃないですか?ほら、今歩いてた犬とか、山にいる狸とか、長年使ってたものにも付喪神になったり、もうなんでも神ですよ、神」
「じゃあ、この物体はカルチャーにできないことができるの?」
「そのようだ」
「そして、カルチャーとしては、その物体ができることを自分たちもできるようになりたいと思っている、と」
感想:カルチャーという文明が巨大化した理由であーる。私たちにできないことなんてない!私たちにできないことができる奴は消えてしまぇぇ(;^ω^)
「ああ、そうだ。そうだとも、ものすごくね。あるいは、たとえそのテクノロジーを我が物(共有)にできなかったとしても、少なくともそのエクセッションが体現しているであろう、暗黙の『機会(チャンス)』を利用したいと考えている」
感想:人間の最たる能力は、欲望。あれ、でもさ、エクセッションを我が物にしたいのって、マインドなのか?そもそもカルチャーって、人間よりもマインド優位だもんね。マインドの欲望か・・おもしろい・・
「何をするための機会よ?」
「うーーむ」チュート・ラインは言葉を濁らせて引き延ばした。彼のオーラフィールドは当惑の色に染まり、そのボディは空中で小刻みに揺れた。「技術的には・・もしかすると・・他の宇宙へ・・容易に・・旅をする能力、かもしれない」機械は再び沈黙し、人間の女性からの皮肉な返答を待った。
感想:多元宇宙に~遊びに~行きたい~な~(音符)
彼女が何も言わなかったので、ドローンは続けた。「宇宙船が時空の織物の外に一歩踏み出すのと同じくらい簡単に、私たちの宇宙の時間軸の外へ踏み出すことが可能になるはずだ。そうなれば、上位の超空間を通って私たちの宇宙より古い宇宙へ上昇することも、あるいは下位の超空間を通って私たちの宇宙より若い宇宙へ下降することも、実現可能になるかもしれない」
感想:もしも~多元宇宙に行ける技術が手に入れば~自分たちの~時間枠の~お外に~出られるかもしれない~(音符)古い宇宙に行けば~超高度なテクノロジーが~手に入るかも~若い宇宙に行けば~何かおもしろいことが~あるかも~(音符)作曲作詞Gyozamelody:多元宇宙に行けたなら
「タイムトラベル?」
「いや、だが『時間に耐性を得る(タイムプルーフ)』、つまり『寿命に耐性を得る(エイジプルーフ)』機会をもたらす。理論上は、より若い宇宙へと連続的に段階を追って下っていくことができるようになる・・そう、永遠にだ!」
「永遠に?」
感想:真の永遠を求めるマインド。
「私たちが理解する限りの、本物の永遠だ。自分が留まりたい宇宙の規模、すなわちその宇宙の年齢を選択することもできるし、望むだけの数の宇宙を訪れることもできる。例えば、より古い宇宙へと上っていき、この宇宙のものを遥かに超えるテクノロジーへのアクセスを試みることも可能だ。しかし同じくらい興味深いのは、一つの宇宙、一つの時間軸に縛られないため、元の宇宙にその時が訪れたとしても、熱的死(ヒートデス)に巻き込まれる必要がなくなるという点だ。あるいは、宇宙の状況に応じて、蒸発やビッグクランチに直面することもない」
感想:ひとつの宇宙に留まらない・・ということは、いずれ訪れる宇宙の終焉を回避できるということだろう。
「エスカレーターに乗っているようなものだ。現時点で、この宇宙に閉じ込められている私たちは、この一つの段、この階層に縛り付けられている。しかし、この人工物が提示しているように思える可能性とは、一つの段から別の段へと足を踏み出せるようになるということだ。つまり、自分が乗っている段が尽きる前に・・」
感想:エスカレーターを上るように下がるように、宇宙を渡り歩くことで「本物の永遠の命」を得たい!ということなのでしょうな。まぁーね、いろいろやり尽くしちゃうとね。そういえば、イーロンのツイートで、「本作Excessionを読む前に、ゲームプレイヤーとSURFACE DETAILを読んだ方がいい」って書いてあったな。次は、SURFACE DETAILを読む予定。あと、Redditに投稿されていた「カルチャーの好きなドローンは?」に、水素ソナタに登場するドローンがやばい!NO,1!と記載があったので、こちらも必ず読む。ふう、Excessionは今月中に読了しなければ(; ・`д・´)
