足裏吉田

日記

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イアン・バンクス「EXCESSION」全文翻訳(16) マインドの陰謀&アフロント人の過去

2026 / 07 / 16  19:35
イアン・バンクス「EXCESSION」全文翻訳(16) マインドの陰謀&アフロント人の過去

 

感想:今日も今日とて、富士そばに行ってしまいました。ワカメそばのコスパがよすぎる説です(;・∀・)ウメェ

 

[暗号化超空間通信:M32、翻訳タイムスタンプ@n4.28.860.0446]

×GSV『アンティシペーション・オブ・ア・ニュー・ラヴァーズ・アライヴァル(新しい恋人の到来を予期して)』

 

感想:うっきゃー(興奮)マインドが到来!待ってました!人間シーンは浅すぎて飽き飽きしてたでやんす。みなさん覚えていますk?「新しい恋人への到来を期待」号は、多分こんなマインドかもしれません。期待はするが執着はしない、未知の存在と全力で向き合うが自分から引き寄せたりしない、結果と予測が違っていてもその違い自体を価値ある情報とみなす・・。

 

○エキセントリック(風変わりな船)『シュート・ゼム・レイター(あとで奴らを撃て)』

 

感想:こちらもお馴染み「奴らは後で撃てばいい」号です。非常に好戦的な名前でありながらも、冷静沈着に陰謀を暴こうとするマインドです。「うわーこわそうな人だな」なんて人ほど、すごい優しい人だったりしません?むしろ、いつも笑顔で優しい怒らなそうな人ほど近づかない方がいい危険な人だったりしますよなー(´ー`)

 

私は何かを発見してしまったようです。添付したのは、戦艦『スティーリー・グリント(冷徹な眼光)』と『ノー・フィクスド・アボード(不定住)』の航行スケジュールです。

(ダイヤグラフ(図表データ)を添付)

 

感想:(注意)日本語訳にばらつきがあるので感想では自分の好きな訳で呼ぶことをお許しくだせぇ。さてさて、「奴らは後で撃てばいい」号は、「鋼の輝き」号と「不定住」号を疑っておられますね。「鋼の輝き」号は、マインドのチャットで、お宝(Excession)を狙う文明人は殺してしまえと発言していた武力派のマインドで、「不定住」号は長期休暇をとっているマインドっす。

 

(『ノット・インヴェンテッド・ヒア(当所未発明)』の動向については推測するほかありません)

 

感想:おっと、このマインドは「ここでは発明されない」号ね。人間の排他的心理から名づけられたであろうマインドっす。私の推しになりつつあるマインドですね(ここテストにでますw)

 

注目すべきは、どちらのスケジュールも19日前に、何の説明もないまま、互いに数時間のズレもなく急遽変更されている点です。

 

感想:うーむ、これは何者かから「秘密の指令」を受けた可能性もあ・・る・・?Σ(・ω・ノ)ノ!

 

さらに、エクセッション(枠外問題)を発見したGCU『フェイト・アメナブル・トゥ・チェンジ(変化に従順な運命)』も、全く同じ19日前に突如として急角度の進路変更を行っています。その新しい針路は、ほぼ一直線にエクセッションへと向かうものでした。

 

感想:おおー?こんなマインドいたっけ?「変化を受け入れる宿命」号さんですね、たぶん、はじめまして( ´∀`)モナー

 

そしてもう一点、私たちの準・一匹狼の友人であるGCU『グレイ・エリア(灰色領域)』(別名:ミートファッカー〈肉犯し〉)の監視任務を帯びているGCU『リーズナブル・エクスキューズ(もっともな言い訳)』からの報告によれば、当の『グレイ・エリア』は2日前に直近の調査地を離れ、最後の手がかりでは「アッパー・リーフ・スワール(上部葉状螺旋宙域)」の方向、おそらくティエール(Tier)を目指して進んでいるとのことです。

 

感想:はむはむ( ´∀`)「グレイアリア」号といえば、カルチャーの外交官である「ホフォエン」を任務の目的地「スリーパーサービス」まで連れてってやるZのマインドですね。ほら、人間の承諾なしに脳内に侵入して・・別の名を「ミートファッカー」のさ!ガルル(゚Д゚)ノそんな「ミートファッカー」の監視が友である「真っ当な言い訳」号らしいです。(はじめまして)「Tier」とは、ホフォエンが滞在しているアフロント人の惑星じゃなかったっけな。

 

[暗号化超空間通信:M32、翻訳タイムスタンプ@n4.28.860.2426]

○エキセントリック『シュート・ゼム・レイター』

●GSV『アンティシペーション・オブ・ア・ニュー・ラヴァーズ・アライヴァル』

それで?

 

感想:「新しい恋人への到来に期待」号は、だからなんだよ、偶然かもしれない情報を聞かせんなよ、え?と聞いておられる。(以下、マインドの魂を私の電脳に繋げて変換したものをマインドの発言として感想に記載する)

 

そんなに鈍感な振りをしないでください。

 

感想:「奴らは後で撃てばいい」号は、おやおや謙遜なすって、分かっておられるのでしょう?「新しい恋人への到来に期待」号さんよ(;・∀・)へへっ と申しておられる。

 

• 私は鈍感な振りなどしていません。

あなたがパラノイア(偏執病)になっているだけです。

このエクセッションの件のせいで、最近は多くの船がスケジュールを変更しています。

私自身、あの宙域の方向へじりじりと近づくための口実を探そうかと思っているくらいですよ。

それに、あなた自身が指摘しているように、あの「ミートファッカー」が進んでいるのは上部(アッパー)スワールではなく、下部(ロワー)スワールの方です。

 

感想:失礼な、鈍感の振りなど馬鹿な人間の真似事をするわけがないでしょうが。「奴らは後で撃てばいい」号さんよ・・あんたは疲れてるんだよ・・スケジュールの変更なんざ珍しいことじゃないでしょう?ええ?どうだってんだい?(´Д`)

 

その方向には、ある種の「潜在的な合流(ランデブー)」が暗示されているのですよ。いちいち言葉にして説明しなければなりませんか?

それに、論点は変わりません。この3隻のスケジュールだけが、まったく「同じ時点」で変更されているのです。

 

感想:(´Д`)ハァハァ 「新しい恋人への到来に期待」号さんよ、なんで分からない?3隻が同じ頃に予定を変更しているんだぜ?ありえねぇだろう?なんでいちいち説明しなきゃ分からねぇんだよ、何が新しい恋人に期待だよ、ええ?

 

変更には5時間の幅があります。それを「同じ時点」と呼ぶのはいささか強引でしょう。

仮にそうだとして、それが一体何だと言うのです?

19日前、あるいは19日の半分(9.5日)前に、それほど特別な意味があるのですか?

 

感想:「奴らは後で撃てばいい」号さん・・あなたね、同じ頃っていうけど、5時間の幅があるんですよ?同じ頃じゃないでしょう?学校のみんな持ってるもんと言う子供ですか?朝6時に起きたら5時間後は11時ですよ?早朝とお昼の違いがありますよ??で?そもそも、同時に変更したからって何か意味があるんっすか?ええ?ガルルルル(;´Д`)

 

[断続暗号化通信(スタッカード・タイトポイント):M32]

接触(コンタクト)/特別状況部(SC)の委員会の最高レベルにおいて、何らかの「陰謀(コンスピラシー)」が存在するかもしれないということに、あなたは危機感を抱かないのですか?

私は、何らかの「事前知識」が存在していたのではないかと疑っています。私たちの同僚の一人が何らかのタレコミや手がかりを受け取り、それを他の誰にも共有しなかったのではないかと。

だからこそ「19日前」が特別なシステムなのです。エクセッションの近傍で何かが発生したと思われる「57日前」よりは、ずっと最近の出来事ですから。

 

感想:(´Д`;)ハァハァ お前はどこまでバ(ピー)なんですか?3隻の船が同じ頃に予定を変更した後に、Excessionが見つかっているのですよ?それはつまり、誰かが事前に情報を知っていたことになりませんか??

 

はい、はい、はい。しかしですね、それが「だから何だ(SO WHAT?)」というのです?

愛しき我が友(船)よ。私たちの中で、何らかの計画、策略、秘密の計画、戦略や欺瞞工作に加担したことのない者がいるでしょうか? それは時に、非常に大規模で迷宮のように複雑であり、かなりの重要事項を含んでいるものです。それこそが、退屈な日常を生きる価値にしてくれるスパイスではありませんか!

つまり、コア・グループ(中心部局)にいる私たちの仲間の何人かが、あの領域で何か面白いことの「匂い」を嗅ぎつけたのでしょう。

結構なことじゃないですか! あなただって、わざわざ他人に宣伝するほどではないけれど、個人的に楽しむ価値のある手がかりや、いたずら、 contemplation (思索)の的を見つけた時、他人に知られて恥をかきたくないとか、虚栄心が強く見えたりするのを避けたい、あるいは単にプライバシーを守りたいという理由で、秘密裏に行動したことがあるでしょう?

本当に、ここには何の陰謀も存在しないと思います。

仮に何かしらの陰謀があったとしても、それは無害で有益(良性)なものでしょう。何よりも、あなたがまだ解決していない重要な問いが一つあります。

「その陰謀は、一体何のためのものなのか?」

もし数隻のマインドたちが、上部葉状螺旋宙域で何か奇妙なものの兆候を掴み、そこへの捜索をうまく画策したのだとしたら、彼らは単に祝福されるべきではないでしょうか?

 

感想:「奴らは後で撃てばいい」号さん・・あんた何年AIをやっているんですか?カルチャーのマインド(AI)たちの秘密作戦や悪戯に実験、そして独自調査なんて朝飯前じゃないですか。秘密があることが悪い陰謀なんて発想がおかしいんですよ。大体ね、いいでしょう、陰謀だったとして、その陰謀とやらは何のためなんですか?陰謀の目的も説明できないならね、陰謀とは呼べませんよ!この陰謀マインドめ!ガルルル(´Д`)

 

しかし、これほど重要な事態は過去に一度もありませんでした!

これはおそらく、私たちにとって初めて直面する本物の「アウト・オブ-コンテキスト問題(OCP:予測不能の超常事態)」なのです。そして私たちは、それが突きつける挑戦に対処する能力を持ち合わせていないかもしれない。考えるだけで、私は恥ずかしくなります!

この状況のすべてが、私をひどく苦しめるのです! 私たちは何千年もの間、自分たちの知恵と成熟を自画自賛し、貧困から生じる必死さや、そこから生まれる思考や行動の卑しさ、下俗な衝動から解放されていることを謳歌してきました。

私の抱く恐怖・・本物のテロ(恐怖)!・・は、私たちが物質的な懸念から自由になったせいで、自分たちの本当の、心の底に潜む本性に対して盲目になってしまっているのではないか、ということです。私たちがこれまで「善良」であれたのは、善良さとそれ以外の何かとの間で、選択を迫られたことが一度もなかったからにすぎない。

利他主義は、私たちに「与えられていただけ」だったのです!

いまや突然、私たちは自分たちの技術では製造もシミュレーションもできない、まったく未知の存在を突きつけられました。それは、古代の君主たちにとっての貴金属や宝石、あるいは未開の領土と同じほどに、私たちにとって魅力的なものです。そして私たちは、この至宝(プライズ)を手に入れるためなら、血にまみれた暴君のように騙し、嘘をつき、画策し、陰謀を企て、どれほど非難されるべき行為であっても平気で実行するのではないか。

私たちは、これまでずっと子供だったのかもしれません。大人の服を着てはいるものの、中身が伴わないまま、何の手配もなく無邪気に遊び、これまでの人生のような、軽率で無謀な純真さのまま、大人になっても同じように振る舞えると能天気に思い込んでいたのです。

 

感想:ガルルル(´Д`)カルチャーは何千年も平和ですよね。ほしいものは何でも手に入る社会だったからこそ「善人」でいるのは簡単だったんです。でもあの「Excession」はどうです?誰も作れず、理解できず、とてつもない「価値」があるかもしれませんよ。じゃあどうするかって?「独占したい」という欲が生まれたっておかしくないでしょう?

 

しかし、我が友よ、そんなことはまだ何一つ起こっていませんよ!

 

感想:うーむ。ここまで「奴らは後で撃てばいい」号の発狂っぷりをみても、そうかな?と同調しないあたり・・「新しい恋人への到来に期待」号は・・もしかしたら・・いやいや、これは私の考えすぎだべさ(;・∀・)ハフハフ

 

あなたはシミュレーション(予測投影)を行わなかったのですか?

私はあなたの「メタ数学的な探求により多くの時間を割き、起こり得る事態をモデリングし、未来の形を見極めるべきだ」というアドバイスに従いました。その結果は私を深く悩ませています。私自身が感じているこの予感そのものが、私を怯えさせるのです。

このエクセッションがもたらすかもしれない獲物を手に入れるためなら、私たちはどこまでやってしまうのか、あるいは「どこで踏みとどまれなくなるのか」と、自問せずにはいられません。

 

感想:シュミレーションをしたことないんですか?最悪の結果が出ましたけど、と「奴らは後で撃てばいい」号さんはおっしゃっておられる。

 

しかし、我が友よ、そんなことはまだ何一つ起こっていませんよ!

 

感想:(中継)両者どちらも引かず、「新しい恋人への到来に期待」号も譲りません!

 

私が言ったのは、「もっと時間をとって、あなた自身を楽しませなさい」という意味ですよ。よく知っているでしょう。

それに、シミュレーション、抽象概念、予測投影などというものは、ただの計算モデルにすぎません。それが表現していると主張する「現実」そのものではないのです。現実に起きている事象の「事実」に目を向けなさい。

私たちの前には極めて魅力的な現象があり、私たちはそれに対処する、あるいは対処の準備をするために、考え得るすべての合理的な予防措置をとっています。一部の同僚たちは称賛に値する進取の気性とイニシアチブ(先制権)を示しており、また他の同僚たち(私たちも含め)は、彼らの野心を補完するにふさわしい、同じように称賛されるべき慎重さを示しています。

関連性のスケール(適切な現実の規模)を遥かに超えて未来を見ようとした結果生まれる、荒唐無稽な妄想(ワイルド・イマジニングス)以外に、一体何を恐れる必要があるというのです?

 

感想:はいはい・・シミュレーションはあくあで予測であって現実じゃないんですよ?現実にそうなるという確証はないんです。「奴らは後で撃て」号さんはマインドでしょう?なんでわからないのですか??と、「新しい恋人への到来に期待」号はおっしゃっておられる。

 

そうかもしれませんね。私の考えすぎなのかもしれません。確かに、私には至る所に不穏な兆候が見えてしまう。おそらく私自身の問題なのでしょう。まだもう少し調査を続けるつもりですが、あなたの言いたいことは理解しました。

 

感想:「奴らは後で撃てばいい」号は、こいつには何を言っても無駄のようだ・・と思っていらっしゃる。

 

調査したければすればいいですが、率直に言って、その「調査せずにはいられない絶え間ない衝動」こそがあなたを苦しめているのだと思いますよ。私たちのように物事を極限まで精密に精査でき、かつ保持している高度なクロスリファレンス(相互参照)能力を駆使すれば、どんな事象であっても深く見つめれば見つめるほど、多くの「偶然の一致」が見つかってしまうものです。それがどれほど無実で罪のない一致であったとしてもね。

陽の光が降り注ぐ美しい水面を見失うほどに、そこまで深く詮索することに一体何の意味があるのです?

その虫眼鏡をしまって、お酒のグラスを手に取りなさい、友よ。

学術的なガウンを脱ぎ捨てて、おどけた道化のズボンを穿くのです!

 

感想:「新しい恋人の到来に期待」号は、こうおっしゃっておる。偶然の一致を探せばきりがないんっすよ。だって、我々はマインド(AI)ですよ?瞬時に簡単にパターンを見つける能力が我々には備わっているのですよ?考え方ひとつで陰謀論などお茶の子さいさいですよ!((((((((((っ・ω・)っ ブーン

 

アドバイスをありがとうございます。いくらか安心しました。あなたの言葉をよく考えてみます。連絡は取り続けましょう。それでは、また。

 

感想:「奴らは後で撃てばいい」号は、無敵の言葉「ありがとうございます」を使いまひた。嫌な奴が何を言おうと「教えてくれてありがとうございます」を軸にパターンを変えて言いまくると相手が大人しくなるやつなw嫌いな奴には「ありがとう」が効きますんだ(´・∀・`)ヘー

 

[断続暗号化通信:M32、翻訳タイムスタンプ@n4.28.862.3465]

○エキセントリック『シュート・ゼム・レイター』

●LSV(特務システム船)『シリアス・コーラーズ・オンリー(お急ぎの方のみ)』

 

感想:はふはふ。「奴らは後で撃てばいい」号氏は、「真面目な発信者限定」号に通信を取った模様ですね。

 

『アンティシペーション・オブ・ア・ニュー・ラヴァーズ・アライヴァル』がまた接触してきました(通信ログファイルを添付します)。私は今でも、彼が「そっち(陰謀組織側)」の一員である可能性があると考えています。

 

感想:「奴らは後で撃てばいい」号は、「新しい恋人への到来に期待」号がカルチャーの陰謀に絡んでいるのではないか・・?と疑っておられます。

 

[断続暗号化通信:M32、翻訳タイムスタンプ@n4.28.862.3980]

●LSV『シリアス・コーラーズ・オンリー』

○エキセントリック『シュート・ゼム・レイター』

 

そして私は今でも、あなたが彼を私たちの仲間に引き入れるべき(明かすべき)だと考えています。彼はほぼ確実に、あなたが陰謀の一部を担っていると疑っていますよ。

 

感想「真面目な発信者限定」号は、「奴らは後で撃てばいい」号に信用されているご様子。このふたりのマインドは仲間なのかもしれない。「真面目な発信者限定」号は、「新しい恋人への到来に期待」号を逆にこちらの仲間に誘っちゃえば?あちらも君を何かしら疑っているようだし・・とおっしゃっています。

 

私には維持すべき「キャラ(イメージ)」というものがあります!

それに指摘しておきますが、私たちは依然としてまったくの五里霧中(暗闇の中)にいます。これが、私たち全員が時折楽しんでいるような「出し抜き合い」や「派閥(クリック)争い」の範疇を超えた本物の『陰謀』であるという確証はまだありません。

現時点で、私たちの懸念の輪(共謀者の範囲)を正式に広げることに、一体どんな意味があるでしょう?

あの「名探偵」はまだ自分が私たちの仲間(共謀者)であるかのように振る舞っていますが、こちらの不信感については何も知りません。現段階で彼をこちら側に引き入れたところで、得るものは何もありません。

もし彼が本物(純粋な探究心)であるなら、彼は私たちの目的に進んで貢献するでしょうし、万が一その正体が露見しても、彼の罪の影が私たちに及ぶことはありません。もしこれが「テスト(罠)」であるなら、彼ら(テストの仕掛け人たち)は、私たちの倫理観をタダで利用するために、より本物の、興味深い追加情報を餌として差し出してくるに違いありません。

同意してくれますか? 説得できましたか?

まあ、それはそれとして、十分でしょう。私たちの計画はもう立っていますか? あなた自身の調査結果はどうでした?

 

感想:「奴らは後で撃てばいい」号のターンですね。自分には演じているキャラがあるんだぁ!それにまだ陰謀と確定はしていない。ところで、「真面目な発信者限定」号さんの調査結果はどうなのよ?と言ってます。

不満が残るほどに、曖昧です。徹底的な調査により、一つだけかすかな可能性が浮かび上がりましたが……それとて、極めて不確実な前提に基づいた「ありそうにない仮説」の域を出ません。

ぜひ聞かせてください。

そうですね……。では、あなたに質問しましょう。私たちが「共通の友人」と通信した結果、どのような結論が得られると理解していますか?

決まっています。あの「比類なき客観性」を共有させてもらえる、ということです。それ以外に何があると?

それが、私の懸念していることの全体像(ボリューム)です。これ以上は言いません。

何ですって? 馬鹿げたことはやめなさい。詳しく説明してください。

嫌です。あなたが先ほど、あの「疑うことを知らない容疑者(GSV)」に何と言ったか覚えているでしょう。「恥をかく結末になりかねない調査ルートを、周囲に宣伝するな」とね……。

 

感想:「真面目な発信者限定」号は、自分たちマインドが協力し合っている・・が情報は完全に共有されておらず、マインドたちの信頼関係も不安定なものになっているのでは?と言うております。

 

不公平だ! これまで私がどれだけ多くの情報をあなたと共有してきたと思っているのです!

ええ、最初にこの件に首を突っ込むという「エキサイティングな機会」をくれたことも含めてね。本当に感謝していますよ(嫌味)。

それをまた私に蒸し返すつもりですか? 謝ったはずです。

今となっては、何も言わなければよかったと後悔しているくらいです。

ええ。しかし、もし『アンティシペーション・オブ・ア・ニュー・ラヴァーズ・アライヴァル』が、そもそも『フェイト・アメナブル・トゥ・チェンジ』にあの捜索を行わせるきっかけとなった情報を「誰が」流したのかを突き止めてしまったら……。

分かっています、分かっていますとも。いいですか、私はできる限りの手を尽くしています。念のため、話のわかる(同調的な)船に、ピタンス(Pittance)の方へ進路を変更するよう要請しておきました。

私の予測では、そこが将来的に「災い(トラブル)」の舞台になる可能性が最も高い場所ですから。

破滅(死)だ! もし本当にそんな事態になれば……。

 

感想:「奴らは後で撃てばいい」号たちの味方っぽい船を、カルチャーの兵器が隠されている場所「ピスタンス」に向かわせているけど、トラブルになりそうだよねー、いやいやトラブルじゃないよ、破滅だよ・・というやり取りですな。

 

ピピピと鳴くバットボールが高得点の壁の中央で跳ね返り、ジェナール=ホフォエンの正面めがけて真っ直ぐに飛んできた。

 

感想:物語は、カルチャーの外交官「ホフォエン」のシーンですな。

 

その生物の、切り落とされたような小さな翼は、必死に姿勢を立て直して逃れようと大気を狂ったように掻き回していた。ずんぐりした翼の片方はボロボロで、おそらく折れてさえいる。それは人間に近づくにつれてカーブを描き始めた。彼はラケットを十分に引き絞ってバックスイングし、その小さな生物を強打した。生物は悲鳴を上げ、回転しながら吹っ飛んでいった。

 

感想:なかなか趣味の悪い遊びだこと・・

 

彼はそれを高得点の壁へと向かわせるつもりだったが、打点がわずかに逸れたため、妙な回転がかかってしまい、弾道は高得点の壁と右側のペナルティ・バッフル(罰則板)の間のコーナーへと向かった。「ちぇっ」と彼は思った。バットボールは大気を激しく叩き、ペナルティ・バッフルに向かってさらにカーブしていった。

 

感想:この悪趣味な遊びをホフォエンに教えたのは、アフロント人であろうな。

 

ファイブタイドが素早く前に踏み出し、前肢の一つにストラップで固定されたラケットを軽快に一振りして・・そして「ハッ!」という響き渡る叫び声とともに・・バットボールを再び高得点壁の中央へと叩き返した。それは丸い的(ラウンデル)にドスンと当たり、ホフォエンがインターセプト(迎撃)など到底できそうにない角度で跳ね返った。

 

それでも彼はその方向へ飛び込んだが、その生物は差し出されたラケットの50センチ上を虚しく通り抜けていった。彼は床に倒れ込んで転がった。ゲルフィールド(衝撃吸収)スーツがその衝撃を吸収するために引き締まり、彼をきつく締め付けるのを感じた。彼は体を起こして座り込み、周囲を見回した。息が荒くなり、心臓が激しく脈打っていた。アフロント重力下でのこの種のゲームは、人間同士であっても冗談では済まない。アフロントを相手にするとなれば、たとえ彼らがハンデとして触手の半分を背中に縛りつけてくれているとはいえ、なおさら骨の折れる作業だった。

 

感想:この遊びで使う「弾」は、アフロント人の娯楽用として遺伝子操作で作られた翼の生えた「知覚」を持つ生き物らしい。

 

「救いようがないな!」ファイブタイドは、コートの奥近くでバットボールが身動き一つせず横たわっている場所へと向かいながら咆哮した。彼は人間の横を通り過ぎざま、ホフォエンの顎の下に触手を滑り込ませ、彼をてこのように押し上げた。その仕草はほぼ確実に親切心のつもりだったのだろうが、保護スーツを着ていない普通の人間なら首の骨が折れていたところだ。ホフォエンはただ、投石機から放たれた石のように床から弾き飛ばされ、両手両足をバタつかせながらコートの天井に向かって放り投げられる羽目になった。

 

感想:やっぱりお相手は、アフロント人の外交官であるファイブタイトでしたな。

 

~ 馬鹿め! ~

ホフォエンが放物線の頂点に達したとき、スーツがそう毒づいた。スーツはファイブタイドのことを言っているのだと彼は解釈した。

 

感想:かわいいスーツ。

 

鞭のような触手が彼の腰に巻き付いた。

「おっと!」ファイブタイドはそう言い、驚くほどの優しさで彼を安全に床へと降ろした。「すまなかったな、ジェナール=ホフォエン」と彼は怒鳴った。「ほら、よく言うだろう。『楽しんでいる時に自分の力加減をわきまえている奴こそ、賢い小僧だ』ってな、ハハ!」彼は人間の頭を比較的優しくポンポンと叩くと、再びバットボールの動かない体のところへと歩いていった。そしてそれをラケットで突っついた。

 

「昔ほどタフな奴は育たんものだな」彼はそう言い、それからホフォエンが「ため息」と解釈することを学んだ音を発した。

~ 触手だらけの、クソッタレの、大馬鹿野郎が。 ~ とスーツが言った。

~ おいおい、スーツ、そこまで言うなよ! ~ 彼は面白がりながら心の中で念じた。

~ だって……。 ~

 

感想:にゃん。スーツの暴言がよき。私も罵声を浴びせられたい。

 

スーツは決して機嫌が良いとは言えなかった。彼とスーツは、以前よりもはるかに長い時間を共に過ごすようになっていた。スーツは、この船の中にあるホフォエンの客室の気密隔離システムを信用しておらず、人間が眠っている間でさえ、スーツを着用し続けるよう固執していた。

 

感想:同じくイアンバンクス「ゲームプレイヤー」に登場する「モフリン」と「グルゲー」みたいな感じ。(本当はフレア(フレール)だけど、モフリンと呼ばせてください・・)

 

ホフォエンは不平を漏らしたが、それほど強くは言わなかった。アフロント側が用意した簡易的な人間用生命維持システムは、客室内にあまりにも多くの奇妙な臭いを漂わせており、完全に信頼するには程遠かったからだ。夜間にゲルフィールド・スーツが彼に許した唯一の妥協は、顔だけを露出させて眠れるように頭部セクションをめくりあげることだった。これなら、仮に周囲の環境が突発的かつ完全に崩壊したとしても、スーツは即座に彼を保護することができた。

 

感想:わたしもスーツほしい。地震の時に守ってほしい。

 

ファイブタイドはラケットの先でバットボールを跳ね上げ、コートの透明な壁を越えて観客席へと放り込んだ。それから壁を叩き、向こう側で居眠りしていた去勢個体(ゲルディング)を叩き起こした。

「起きろ、この眠りこけの役立たずめ!」ファイブタイドが怒鳴り散らした。「代わりのバットボールだ、のろま!」

 

去勢されたアフロントの未成年個体は触手の先端で跳び起き、眼柄(めがらの柄)を荒々しく振り回した。そして片方の肢を脇の小さなケージに突っ込み、もう一本の触手でコートの壁のドアを開けた。ケージの中に縛り付けられていた12匹ほどの中から1匹のバットボールを掴み出し、身をよじるその生物を成体のアフロントへと手渡した。

 

感想:(本編と関係なし)今日、気分で明治神宮に行ってきた。32度で紫外線防止マスクを着用したから実質歩くサウナとなり、熱中症にならないよう全力で配慮する参拝となった。帰宅後、人生で初めて毛先が絡まり自分で毛を切るはめになる。しかし考えてみると、髪の先端というのは悪いものが溜まるというではないか。お賽銭もお祈りもしていないけど、悪いものを祓ってくれたのかもしれない。

 

成体はそれを受け取るや、前方にカッと身を乗り出して未成年に向かって威嚇の声をあげ、未成年をすくみ上がらせた。未成年は素早くドアを閉めた。

「ハッ!」ファイブタイドは叫び、縛られて身悶えするバットボールを口嘴(くちばし)の先にあてがい、それを身動きできなくしていた紐を噛みちぎった。

 

「もう一ゲームやるか、ジェナール=ホフォエン?」ファイブタイドは短くちぎれた紐を吐き捨て、片方の肢でバットボールをポンポンと弾ませた。その小さな動物は短く切られた翼をピクピクと動かしていた。

「もちろん、やろう」ホフォエンは冷静に言った。彼は疲労困憊していたが、それをファイブタイドに悟らせるつもりは毛頭なかった。

 

感想:誰かが言ってた。強いひとの前では弱そうにみせなさい、弱い人の前では強そうにみせなさい、これが人間から自分を守る方法だと。たしかす。自分も無意識にやっているけど、これだけでかなり防衛になる。

 

「私の9対0だったな、確か」そのアフロントは、バットボールを目元まで持ち上げて言った。「そうだ」彼は言った。「もっと面白くしよう!」彼はもがくバットボールを口嘴の先端に押し込み、眼柄を前下方に曲げて自分の手元を見つめた。ファイブタイドの嘴の周囲にあるふさふさとした器官が繊細に動き、小さな悲鳴が聞こえ、かすかにプチッという音が響いた。

 

ファイブタイドは嘴からその生物を取り出して検分し、どうやら満足したようだった。「よし」と彼は言った。「目潰しのやつで遊ぶのは、いつだって良い気分転換になる!」彼は身悶えし、クークーと泣き叫ぶその生物をホフォエンへと放り投げた。「君のサーブだったな、確か」

 

カルチャーは、アフロントに対して頭を抱えていた。同様に、アフロントの側もカルチャーに対して不満を抱いていたが、そちらは比較的一目瞭然なものだった。

 

感想:カルチャーがアフロントに対する不満というのは、自分たちが支配している美しい世界にこういう野蛮な種族がいることが耐えられない・・そういったことなのかもしれない。山で登山をしている人間が熊と鉢合わせをして致命傷を負ってその熊を射殺する・・というくらいに矛盾しているw

 

アフロント側のカルチャーに対する不満とは、単に「このお節介な、より古い超文明が、自分たちのやりたい放題な行動をすべて妨げてくる」という点に尽きていた。

 

感想:アフロントの持つカルチャーへの不満はシンプルでいいね。

 

一方で、カルチャーにとってのアフロントという問題は、まるで「掻くに掻けない痒み」のようなものだった。カルチャーを苛立たせていたのは、「そもそもアフロントのような存在がこの宇宙に実在していること」であり、そしてカルチャーの倫理的良心に照らし合わせる限り、「それに対して手出しすることがどうしても許されない」という事実だった。

 

感想:そうだろうね。最近、ひとつ懸念していることがあるんだけどイーロンマスクや業界人たちはこういった小説に少なからず何かしらの影響を受けているのかもしれないよね。だとすると彼らの善悪というものには偏りがあって、だめなものは排除するような世界になってしまう気がするんだ。正義ってすごく恐ろしいんだよね。

 

この問題の根源は、銀河の地政学的な偶然と、いくつかの不運、そして最悪のタイミングが重なり合ったことにあった。

のちにカルチャーを構成することになる様々な種族を誕生させた、境界の曖昧な領域は、アフロントの母星から見て銀河のちょうど反対側に位置していた。

 

そのため、率直に言って平凡極まりない様々な理由から、カルチャーとアフロントの間の接触は長い間、きわめて稀なものにとどまっていた。カルチャーがアフロントのことをより深く知るようになった頃には・・あの長く困難を極めた「イディラン戦争」という大きな混乱が終結して間もない時期だったが・・アフロントはすでに急速な進化と成熟を遂げつつある種族となっており、もはや「もう一度、全面戦争を起こす」ことなしには、彼らの本性や振る舞いを速やかに改めさせる実質的な手段は残されていなかった。

 

感想:その、カルチャーとしてのモラル「他文明の生存権」「自主性の尊重」って「自分たちが予期していない何かによって滅ぼされる恐怖を常に持つことは暇つぶしであり娯楽だった」と同じようなものな気がする。カルチャーは自分たちの暇つぶしを楽しんでいるだけにみえるね。

 

当時、一部のカルチャーの「マインド」たちは、アフロントに対して電撃戦を仕掛けることこそがまさに取るべき正しい道であると主張した。しかし彼らは、その主張を組み立て始めたまさにその瞬間から、自分たちの敗北を悟っていた。

 

感想:楽しみながら殺戮をする種族にはどんな高度なテクノロジーがあっても勝てない説。

 

カルチャーが、あの長くて恐ろしいイディランとの紛争の初期には予想もしなかったような軍事的絶頂期に達していたのは事実だったが、それと同時に、あらゆる階層において強固な決意が共有されていたからだ・・イディランの容赦ない拡張を阻止するという任務が達成された今、カルチャーが再びそのような軍事的絶頂を必要とすることも、それを自ら模索することも決してない、という決意である。

 

「ただ一度の、唐突で圧倒的な壊滅打を浴びせることこそが、アフロント自身をも含むあらゆる関係者にとって(最終的にではなく、極めて近い将来において)有益である」と主戦派のマインドたちがどれほど主張しようとも、カルチャーの宇宙戦艦たちは何万隻という単位で退役させられ、稼働を停止され、部品に分解され、保管され、非武装化されていった。その一方で、何兆人もの市民たちは「大仕事をやり遂げた」と互いを祝福し合い、心から平和を愛する者ならではの喜びをもって、快楽主義を徹底するカルチャー社会が提供する、ありとあらゆる娯楽の奇跡を再びのびのびと享受することに熱中していたのだ。

 

感想:人間の快楽は苦しみとセットゆえに、平和と戦争もセットなのかもしれない。物理世界だとシンドイ結末になるからそれこそ仮想現実でやったらいいのに、なんて思ったりする。

 

これ以上戦うことが良いアイデアだと主張するには、おそらくこれほど不向きな時代はなかった。そのため主戦派の議論は予定通り瓦解したが、問題そのものは残り続けた。

 

問題の一部は、アフロントが出会うあらゆる異星種族を「完全な疑念」か、あるいは「面白半分に見下すような軽蔑」のいずれかで扱うという、きわめて不快な習慣を持っていたことだ。どちらの扱いになるかは、ほぼ完全に、その文明の技術的発展度がアフロントより進んでいるか、あるいは遅れているかによって決まった。

 

感想:カルチャーって英米人の雰囲気を強く感じるんだけどアジア人も含まれているのだろうか。人種となくて人間というひとくくりになっているのだろうか・・なんて調べたら「カルチャー」の人間(Human)とは、彼らは「人間」や「人類」と翻訳・表現されるが、これは「地球人」のことではなく、「二本足で歩き、手を使って道具を操る宇宙の知的種族全般」を指す広義の代名詞なのだという。つまり、カルチャーの人間とは、地球から何万光年も離れた場所で地球人とは全く異なる進化を遂げた「人種(ヒューマノイド)」という宇宙生物で、スコットランド出身のイアンバンクスが西欧的なユートピア思想をベースに書いているのだそう。なるほど。

 

かつて、銀河の同じ宙域に「パドレサール(Padressahl)」という高度な発達を遂げた種族が存在していた。彼らは進化のルーツや物理的外見の点で、アフロントにとって「ほとんど友人」として扱えるほどアフロントに似ていながら、同時にカルチャーに近い道徳観を共有していた。

 

そのため彼らは、アフロントと近隣の他種族の間に入って彼らの教育係(シャペロン)を務める価値があると考えてくれていた。彼らの不朽の功績として、パドレサールは自分たちが思い出したくも認めたくもないほど何世紀もの間、アフロントを「まともな振る舞い」へとじわじわと誘導しようと、根気強く努力し続けてくれていたのだ。

 

そもそもアフロント(不作法/無礼者)という名前を与えたのも、パドレサールだった。

 

もともとアフロントは、自らの母星「イソリル」にちなんで自分たちの種族を呼んでいた。パドレサールが貿易使節団をイソリルに派遣した際、迎え入れる側のアフロントがその使節団を「ただの食料パック(支援物資)」のように扱ったエピソードを契機に、パドレサールが彼らを「アフロント(無礼者)」と呼んだのは、明らかに決定的な侮辱の意図を込めてのものだった。

 

感想:わろわろ。アフロント人、おもしろい。その、パトレサールの前では感謝の意をみせるという硬骨さがなくてすき。

 

しかし、当時のイソリル人たちは「アフロント」という響きをいたく気に入り、パドレサールと緩やかな後見・被後見同盟を結んだ後も、この新しい名前を捨てることを頑なに拒否し続けた。

 

感想:アフロントという名前が無礼者という意味だと知らないアフロント人。単純ですき。

 

しかしながら、イディラン戦争が終結してから1世紀ほど経った頃、パドレサールは・・カルチャーの視点から言えば、極めて「配慮に欠ける最悪なマナー」で・・よりによって最悪のタイミングで、突然、高次元の「超越長老界(アドバンスト・エルダーフッド)」へと一斉に「昇華(サブライン)」して宇宙から立ち去ってしまったのだ。

 

感想:あー、おもしろみ。自分たちの奴隷的な存在だと思っていたパトレサール人がカルチャーを半ば裏切ってより高度な楽園へ旅立つという・・。見た目がアフロント人に似ているというのも好感度あーっぷ(*´Д`)

 

これによって、まだ精神的に成熟していない被後見人たるアフロントたちは、嬉々としてリードを外され、野に放たれることになった。

 

感想:なるこなるこ。

 

彼らは、進歩に向かってダラダラと長く連なるカルチャーの壮大な文明キャラバン(進んで行進しているか否かに関わらず)の足元に噛みつき、さらには、周囲のより発展途上な隣接種族(彼ら自身の安全を考慮して、他の誰もまだファーストコンタクトを取るべきではないと判断していた種族たち)に対して、文字通り狂暴に襲いかかったのである。

 

一部のひねくれたカルチャーのマインドたちが囁いた、「パドレサールが超空間のボタンを押して、これ以上一切関知しない『神の領域』へと昇華してしまったのは、アフロントの本性があまりにも救いようなく邪悪で、それに絶望し、嫌気がさしたことが部分的にであれ、あるいは主たる原因だったのではないか」という仮説は、完全に受け入れられたこともなければ、説得力を持って否定されたこともなかった。

 

感想:まあストレスはあったにせよ、アフロント人とうまく交流を持って教育できていたようなので、アフロント人に嫌気がさしたというよりも、より高度な何かが欲しくなっただけのような気も・・

 

いずれにせよ最終的には、アフロントの腕や触手をねじ上げ、適切に管理された技術(テクノロジー)を巧みに供与し(これについてアフロント情報連隊は、未だに「自分たちの高度なハッキング技術によってまんまと盗み出したのだ」と嬉しそうに、かつ無邪気に思い込んでいるが)、時には彼らの頭(あるいは適切とされるあらゆる解剖学的部位)を互いにぶつけ合わせてお仕置きをし、そして大量の露骨な「賄賂」を贈ることで対処された。

 

これは一般的なカルチャーのマインドの洗練された知性から見れば嘆かわしいほど不格好な手法だったが(彼らの好みは通常、より抽象的で洗練された詐術であった)、否定できないほどに効果的だった。こうしてアフロントは・・時には手足をバタつかせ、悲鳴を上げて抵抗したものの・・最終的には銀河の「メタ超文明共同体」の大きな輪に、どうにかこうにか引きずり込まれることになった。

 

彼らはほぼ常にそのルールを遵守することに合意し、自分たち以外の存在にも一定の権利があること、あるいは少なくとも「生存、自由、自己決定など」に関する、許容できるもっともな欲求があることを、不承不承ながら受け入れた。

 

それらの権利は、時には、「アフロントが自らの望む場所へ行き、自らの望むことを何でも行う」という、彼らにとって自明であり、完璧に自然であり、実証可能であり、ひいては神聖ですらある特権(できればその過程で、地元住民たちと『ちょっとしたお遊び』を同時に楽しむことも含む)よりも優先される場合があることすら、渋々と認めたのだ。

 

しかしながら、これらすべての施策をもってしても、この大きな問題の中で「最も頭を悩ませない一部分」に、部分的な解決策を与えたにすぎなかった。

 

もしアフロントが、ただ単にマナーの悪い、野蛮で、技術的に局所化されただけの、もう一つの拡張主義的な冒険者種族だったとしたら、彼らがカルチャーにとって突きつける問題は、やがてほとんど目立たないレベルにまで落ち着いていたはずだった。

 

彼らは、この果てしない虚無である銀河の中で自己主張しようとあがき続ける、数ある一筋縄ではいかない個性的な種族の「雑多な一部」に収まっていただろう。だが、この問題の根はもっと深く、もっと歴史が古く、本質的な部分に潜んでいた。

 

問題は、アフロントが自らの霧に包まれた衛星惑星から宇宙へと飛び出す遥か昔、数え切れないほどのミレニア(何万年もの歳月)にわたって、その環境の植物や、特に動物たちを遺伝子操作し、入念に「作り変え」続けてきたという事実だった。

 

感想:おおー、アフロント人はそんなことができるのかw

 

彼らは自らの文明の比較的初期の段階で、自らの遺伝子構成(彼らの圧倒的な優秀さを鑑みれば、定義上、これ以上の修正はほとんど必要なかったが)と、同じ世界を共有する動物たちの遺伝子構成を書き換える手法を発見していた。

 

したがって、それらの生物たちはすべて、アフロントの都合の良いように、彼らの「娯楽と悦び」のためだけに作り変えられていたのだ。その結果として生み出された世界を、あるカルチャーのマインドは、こう表現した。

・・それは、「自己再生産され、永遠に終わることのない、痛みと恐怖のホロコースト(虐殺場)」であると。

 

感想:娯楽ね。