足裏吉田

日記

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イアン・バンクス「EXCESSION」全文翻訳(26)虚航船団「下敷き」みたいなAIがかわいすぎる!

2026 / 08 / 03  09:02
イアン・バンクス「EXCESSION」全文翻訳(26)虚航船団「下敷き」みたいなAIがかわいすぎる!

 

計算しろ、計算するんだ。あの忌々しい船の中にどれほどの質量があったというのか?

 

感想:わろわろ。忌々しいwww今の感じは筒井康隆「虚航船団」の「下敷き」みたいだよ。いいね~

 

水だ。高圧圧縮されたガス惑星の大気だ。水だけでもおよそ4000立方キロメートル、つまり40ギガトン(400億トン)に達する。それを圧縮し、改変し、錬金術的に変性させ、宇宙の基底にあるエネルギーグリッドへと手を伸ばしてそれを押し返すことのできる「エンジン」を構成する超高密度なエキゾチック物質へと変換する……十分すぎる、溢れるほどに十分な量だ。

 

感想:つまり、スリーパーサービスの船内にあるガス惑星や海はマインドの趣味などではなく、この日のための「エンジン」だったというわけだ!震えちまうよなぁ!(゚∀゚)・・・じゃあ黒い鳥は・・?もういないよね?

 

それほどの追加エンジン容量を建造するには数ヶ月、いや数年を要するだろう……あるいは、過去数十年間にわたってその下準備に費やしていたとすれば、わずか数日で済むのだ。

 

なんてこった(Dear holy shit)、もし内部がすべてエンジンだったとしたら、スーパーリフターでさえ追いつくことはできない。

 

感想:(ピザをつまみながら)「そんなに急いでどこに行くのかな?」映画ディープインパクトより。このシーンが好きな人求む!

 

通常のプレート級GSVは、ほぼ無制限におよそ10万4000倍光速(104 kilolights)を維持できる。ヨーニング・エンジェルが自らのクラスとして常に誇りにしてきた優秀なレンジ級GSVなら、それを容易に4万倍光速上回ることができる。

 

クリフ級スーパーリフターは90パーセントがエンジンで占められており、短時間の爆発的加速(バースト)であれば「高速攻撃艦(ROU)」よりも速い。チャリタブル・ビューは全開で22万1000倍光速(221 kilolights)を叩き出せるが、それは一度に1時間か2時間程度しか維持できない想定の数値だった。それは追撃用、追いつくためのスピードであり、長時間を維持できるものではなかったのだ。

 

スリーパー・サービスのエンジニアリング空間(機関室)までもがエンジンで埋め尽くされていた場合、ヨーニング・エンジェルが目計算した数値は、実に23万3000倍光速(233 kilolights)の限界値に達していた。

 

感想:スリーパーサービスは「海を集める」「圧縮する」「特殊物質へ変換」「秘密のエンジンを作る」を繰り返していたわけだ。

 

チャリタブル・ビューの通信トーンは、すでに面白がるようなものから驚愕へ、そして困惑へと変わっていた。いまやそれはあからさまに不機嫌だった。

 

感想:理論上、逃げられたことになるからなw

 

スリーパー・サービスは21万5000倍光速の大台を突破し、減速する気配をまったく見せていなかった。すぐに限界に達して(打ち止めになって)くれない限り、スーパーリフターは数分以内に追撃を諦めて離脱しなければならなくなる。追跡船は指示を求めた。

 

全力を尽くして今なお加速を続け、可能な限り、あるいは追撃を諦めるよう指示されるまで追跡を続けようと心に決めていたヨーニング・エンジェルは、我が子である追跡船に対し、設計パラメーターを超過しないこと、損傷の危険を冒さないことを命じた。

 

スリーパー・サービスは加速し続けた。スーパーリフターチャリタブル・ビューは22万倍光速で追撃を断念した。そこから少し抑えた20万倍光速へと落としたが、それでも刻一刻と引き離されていった。もっとも、その速度でさえほんの数時間しか維持できないものだったのだが。

 

感想:え、エンジンが焦げちまうよぉぉおお(゚∀゚)ハァ

 

ヨーニング・エンジェルは14万6000倍光速で限界(トップアウト)に達した。

 

感想:「あくびをする天使」号の限界である14万6000倍光速とは、小説「プロジェクトヘイルメアリー」の地球発~目的地である「タウ・セチ」まで約43分で到着する速さらしい。スリーパーサービスの場合は27分で到着。

 

スリーパー・サービスは、ついにおよそ23万3500倍光速で巡航速度(クルーズ)へと達し、銀河空間の深遠へと前方へ消え去っていった。

 

スーパーリフターはこの結果を報告したが、自らも信じられないといった様子だった。ヨーニング・エンジェルは、もう一方の一般システム艦(SV)が星々の間の永遠の夜の中へと走り去っていくのを、無力感と敗北感に打ちひしがれながら見送った。

 

いまや追跡者を振り切ったことを知ったスリーパー・サービスの針路は、緩やかにカーブを描き始めていた。最終目的地を隠そうとしているならば――そして自らのお世話係(監視役)を出し抜くこと以外に目的地が存在するならば――これから行うであろう無数の身交わしや方向転換の第一弾であることは間違いなかった。

 

どういうわけか、ヨーニング・エンジェルはこのエキセントリックな被保護者――あるいは「元」被保護者――には、明確な目的地、向かっている特定の場所が存在すると確信していた。

 

光速の23万3000倍。 まったくもって、なんてこった(Dear holy fucking shit)。ヨーニング・エンジェルは、これほどの速度にはどこか野俗(品がない)で品格を欠くものがあると感じた。

 

感想:速度に品を感じるとはおもしろい。小説「プロジェクトヘイルメアリー」に登場する異星人「ロッキー」は食事している姿を見られることは下品だと言うておるしな。

 

一体全体、奴はどこへ向かっているというのだ? アンドロメダか?

 

感想:アンドロメダ銀河は250光年先ゆえに、スリーパーサービスの速さでも10年以上かかる場所・・皮肉ゆえの発言・・ぐふふ

 

ヨーニング・エンジェルは、自らのマインド内に保持している銀河モデルの中に「針路確率コーン(予想進路範囲)」を描き出した。

 

スリーパー・サービスがどれほど狡猾に立ち回っているかにもよるだろうが、それは「アッパー・リーフ・スワール(Upper Leaf Swirl)」を目指しているように見えた。もしそうなら、3週間以内にそこに到達するだろう。

 

ヨーニング・エンジェルは前方にシグナルを送った。物事の良い面を見ようではないか。少なくとも、問題は今や自らの力場(管轄)の外へと去ったのだから。

 

感想:いいですね~短い間でしたが「あくびをする天使」号のシーンが好きでした。ありがとうございます。

 

アバターの『アモルフィア』は――腕を組み、細く黒い手袋をはめた手で骨ばった肘を掴みながら――ラウンジの反対側にあるスクリーンをじっと見つめていた。

 

感想:物語はここから「スリーパーサービス」号の船内に変わりましたな。「アモルフィア」は船のマインドです。

 

スクリーンには、大幅に拡大された補正済みの超空間(ハイパースペース)の映像が映し出されていた。

 

画面を覗き込むのは、どこか果てしない惑星の空の光景を覗き込むようだった。

 

遥か下にはエネルギーグリッドを表す光る霧の層があり、上には全く同じ輝く雲の層が存在した。実空間の織物(スケイン)はその両者の間に挟まれていた。

 

それは二次元の層、巨大な織機を往復するシャトル(杼)のようにGSVが明滅しながら通り抜けていく、シンプルな透明の平面だった。

 

その遥か遥か後方で、スーパーリフターであった小さな点がさらに縮んでいった。その船もまた光分単位の波長を持つ正弦波(サイン波)を描いて織物を上下に揺れ動いていたが、今や振動を止め、超空間の下層へと落ちついていた。

 

倍率が跳ね上がった。

スーパーリフターは今や大きな点となったが、それでも常に引き離され続けていた。さらに後方で、かつては波状だったが今や直線となった自らのコースを辿る光の点は、追跡していたGSVだった。ドレーヴ星系の星はそれらのさらに後方で、織物の中で静止した輝く点だった。

 

スリーパー・サービスは最高速度に達し、同じく超空間の二つの領域間の振動を止め、「ウルトラ・スペース(超々空間)」と呼ばれる二つの無限のうち大きい側へと落ち着いた。

 

後続の二隻の船も同じように動作し、ほんの僅かに、だが一時的に速度を上げた。

 

純粋主義者なら彼らが今存在している場所を「ウルトラ・スペース・ワン・ポジティブ」と呼ぶだろうが、これまで誰も「ウルトラ・スペース・ワン・ネガティブ」――あるいはその事に関して言えば「インフラ・スペース・ワン・ポジティブ」――にアクセスしたことがなかったため、それは冗長でペダンチック(衒学的)な区別に過ぎなかった。少なくとも、今までは。

 

もし「エクセッション(Excession)」が約束しているように思えるものをもたらすことができるとすれば、それも変わりつつあるのかもしれない……

 

アモルフィアは深呼吸をし、息を吐き出した。

映像が消え、スクリーンが消滅した。

 

アバターは振り向き、女性『ダジェイル・ゲリアン』と黒い鳥『グラヴィアス』を見た。

 

感想:えーーー黒い鳥ちゃん、さっきの惑星で降りなかったんか?ということは君・・何者だい?ダジェイルはホフォエンの任務である女性ね。

 

彼らは、スリーパー・サービスの中上部にあるストレーキ(外板部)のベイに収められた、リッジ級GCUジャンディスト・アウトルック(Jaundiced Outlook)のレクリエーション・エリアにいた。

 

ラウンジは「コンタクト(接触部)」の標準的な仕様そのものだった。見かけ以上に広々としており、スタイリッシュで心地よく、観葉植物と抑えめな照明で飾られていた。

 

この船は、旅の残りの工程における女性の家となるはずだった。何か問題が起きた時には、即座に巨大な親船を離れて彼女を安全な場所へと届ける準備ができている「救命艇」である。

 

感想:そうか・・ダジェイルを助けている船こそスリーパーサービスだが、ここまで犠牲にして助けるには理由があるのだろう。

 

彼女は白いリクライニングチェアに座り、長い赤いドレスを身に纏い、穏やかだが目を丸く見開き、片手を膨らんだ腹の上にカップのように添えていた。黒い鳥は彼女の手の近くの椅子の肘掛けに止まっていた。

 

アバターは女性を見下ろして微笑んだ。「さあ」とそれは言った。周囲を見回す仕草をしてみせた。「ついに二人きり(一人と一体)になれたね」アバターは軽やかに笑い、それから黒い鳥を見下ろすと、その微笑みを消した。

 

感想:なんかゾクゾクするんだけど。マインドに意識を向けられるとこういう気持ちになるのか・・?

 

「だが、お前は」とアバターは言った。

「二度とそう(一人に)はなれないがね」

グラヴィアスは首を伸ばし、跳ね起きるように直立した。「なんだと?」と尋ねた。

 

感想:・・え?黒い鳥(マインド)ちゃん・・君はダジェイルとスリーパーサービスの敵なのかい?

 

ゲリアンは驚いた様子を見せ、それから心配そうな顔をした。

アモルフィアは横に目をやった。小さな木が落とす影の中から、太いペンのような小さな装置が浮かび上がってきた。それは滑るように鳥へと近づいた。鳥はその静かな小型ミサイルから後ずさり、後ずさりして、ついに椅子の肘掛けから落ちそうになるほどになり、その青黒いクチバシは、小さく複雑なマシーンのノーズコーンからわずか数センチのところにあった。

 

「これはスカウト・ミサイル(偵察ミサイル)だ、鳥よ」アモルフィアは鳥に語りかけた。「その無害そうな名前に騙されるなよ。もしお前がもう一度裏切り行為を働こうなどと少しでも考えたら、こいつは喜んでお前を加熱ガスへと還元(消滅)させるだろう。こいつはお前の行く先々について回る。私がしたような真似はするな。私の言う通りにして、引き離そうなどとするな。お前の表面――いや体内――には追跡用ナノテクが埋め込まれており、お前を追跡するのは容易なことだ。今頃は本来の組織と置き換わり、正しく埋め込まれているはずだよ」

 

感想:ほうほう。スリーパーサービスが作った黒い鳥は裏切り行為(スパイ)をされたのか、そしてもう一度チャンスが与えられたというわけか。で、どうやって船内の情報を外部へ漏らしていたのか。

 

「なんだと!?」鳥は再び悲鳴を上げ、頭を上下に跳ねさせた。

「もしそれを取り除きたいのなら」アモルフィアは滑らかに続けた。「もちろん構わないよ。心臓の中を探すといい。主動脈弁のところだ」

 

鳥は悲鳴のような声を上げ、垂直に空へと羽ばたいた。ダジェイルはビクッと体を竦め、両手で顔を覆った。

 

グラヴィアスは空中で旋回し、最も近い廊下を目指して激しく羽ばたいた。アモルフィアは冷たい、まぶたの重い目で見送った。ダジェイルは両手を腹部に当てた。彼女は生唾を呑み込んだ。何か黒いものが彼女の顔の横を漂い落ち、彼女はそれを空気中から摘み取った。一枚の羽だった。

 

「すまなかったね」アモルフィアが言った。

「一体……一体どういうことなの?」ゲリアンが尋ねた。

 

アモルフィアは肩をすくめた。「あの鳥はスパイ(間諜)だ」とにべもなく言った。「最初からそうだった。自分のレポートを細菌に符号化(エンコード)し、再覚醒のために送り返される人々の体に付着させることで外部へ送信していたんだ。

 

感想:ああ、なるほど!休眠中の人間を利用すればよいのか!

 

私は20年前にそれを知っていたが、信号をチェックした上で見逃してやったのさ。暴露されれば脅威となるような情報は一切知らせなかった。

 

奴の最後のメッセージだけが、私が改ざんした唯一のものだ。おかげでヨーニング・エンジェルの監視から我々が逃れる手助けになったよ」アモルフィアは、まるで子供のように無邪気にニヤリと笑った。「もう奴にできることは何もない。スカウト・ミサイルをけたのは、まあ、お仕置きだよ。不快なら取り下げるがね」

 

感想:わざと偽の情報を流すために利用したってわけね。

 

ダジェイル・ゲリアンは、まるでその質問すら聞こえていなかったかのように、黒装束を着た病的なほど痩せたその存在のまっすぐな灰色の目をしばらく見つめていた。

 

「アモルフィア」と彼女は言った。

「お願い……一体何が起きているの? 本当は何が起きているの?」

 

船のアバターは一瞬、苦々しい表情を浮かべた。

 

スカウト・ミサイルが隠れていた植物の方へと視線を逸らした。「何はともあれ」とアバターはぎこちなく、儀礼的に言った。「君はいつだって私のもとを去る自由があるということだけは覚えておいてほしい。このGCUは完全に君の自由に使えるし、私のいかなる命令も要請も、この船の行動に影響を与えることはない」アバターは彼女を見返した。

 

感想:なぜそこまでするのか・・

 

首を振ったが、再び話した時の声はより優しく響いた。「すまないね、ゲリアン。私にもまだ多くを語ることはできないんだ。私たちはエスペリという星の近くの場所へと向かっている」その存在は、まるで自分でも確信が持てないかのように一瞬躊躇し、視線を床や近くの椅子へと泳がせた。「私が行きたいからだ」と、それはまるで今初めて自分自身でそのことに気づいたかのように言った。

 

感想:エスペリとはあの黒体球「Excession」であり、その近くにはカルチャーの武器庫「ピスタンス」がある。ちなみにピスタンスは現在カルチャーの裏切りマインドとアフロント人が占拠している。

 

「そこに、私ができる何かがあるかもしれないからだ」アバターは両腕を体から広げ、再びダラリと下ろした。

 

感想:これは物語の伏線すなー。まだスリーパーサービス自身でも言語化できない感じなんすなー。

 

「そしてその間に、私たちはゲスト(客)を待つことになる。あるいは少なくとも、私が客を待っている。君は気乗りしないかもしれないがね」

「誰を?」女性が尋ねた。

「察しがついていないのかい?」アバターは静かに言った。

 

「バイア・ジェナール=ホフォエン(Byr Genar-Hofoen)だ」

 

女性は下を見つめた。彼女の眉がゆっくりとひそめられ、彼女が摘み取っていた黒い羽が指から零れ落ちた。

 

感想:みなさんお忘れかもしれませんが、スリーパーサービスとホフォエンは何らかの因縁があるご様子。どちらにせよスリーパーサービスの計画にホフォエンを巻き込むのか必要なのか、そんな感じなのでしょうな。

 

[スタッダード・タイト・ポイント(高輝度狭域通信)、M32、tra. @n4.28.867.4406]

× LSV シリアス・コーラーズ・オンリー(Serious Callers Only)

 エキセントリック艦 シュート・ゼム・レイター(Shoot Them Later)

 

感想:ここから「奴らは後で撃てばいい」号と「真面目な発信者限定」号のチャットシーン。

 

ニュースを聞いたか? ジェナール=ホフォエンについて私の言った通りだっただろう? これでタイミングの整合性がつき始めたとは思わないか?

 

感想:「スリーパーサービス」がホフォエンを呼ぶと言っていたことやな。

 

[スタッダード・タイト・ポイント(高輝度狭域通信)、M32、tra. @n4.28.868.4886]

 エキセントリック艦 シュート・ゼム・レイター(Shoot Them Later)

o LSV シリアス・コーラーズ・オンリー(Serious Callers Only)

 

ああ。「233(光速の23万3000倍)」か。奴は一体何をやっているんだ――何かの記録でも狙っているのか? はいはいはい、分かったよ、あの人間(ホフォエン)については君の言う通りだった。だが、なぜ君はこの件について何の事前警告も掴んでいなかったんだ?

 

感想:スリーパーサービスめ、あんなスピード出して何の記録を狙ってるねん・・という「奴らは後で撃てばいい」号の皮肉ですね。

 

分からん。20年間にわたって信頼できる、だが退屈極まりない報告が続いていたというのに、あのデカいバカ(スリーパー・サービス)が本当は何を企んでいるのか知るのにちょうど都合が良かったはずのまさにその時、情報パイプラインが崩壊したんだ。私に思いつくことと言えば、我々の共通の友人……ああ、クソッ、もう本名で呼んでもいいだろう……『スリーパー・サービス』がその通信リンクの存在に気づき――それがいつかは分からんが――何か隠したいことが生じるまで待ってから、我々のインテリジェンスに干渉し始めたということくらいだ。

 

感想:なるーー!黒い鳥ちゃんの飼い主は「真面目な発信者限定」号なんだね。

 

00

そうか、だが奴は何をやっているんだ? 我々は、奴が単なる礼儀(社交辞令)として『グループ』に招かれただけだと思っていたんじゃないのか?

それが突如として、まるでクソミサイルみたいな挙動を見せ始めている。一体全体何を企んでいるんだ?

 

感想:グループ?マインドのチャットグループのことかな。

 

00

かなり当たり前のことに思えるかもしれないが、シンプルに本人に尋ねてみればいいじゃないか。

00

もう試した。返信待ちだ。

∞0

それならそうと言えばいいだろうに……

00

失礼、それは謝る。で、これからどうする?

∞ 今、『スティーリー・グリント(Steely Glint)』から大量の戯言(ブルシット)が入ってきた。失礼する。 ∞

 

感想:「鋼の輝き」号からの戯言。

 

[タイト・ビーム(狭域指向性通信)、M32、tra. @n4.28.868.8243]

× LSV シリアス・コーラーズ・オンリー(Serious Callers Only)

o GCV スティーリー・グリント(Steely Glint)

 

感想:ここからは「真面目な発信者限定」号と「鋼の輝き」号のチャットですな。

 

スピード狂の我々の共通の友人についてだが。これは我々が本当に予想していた展開とは違うんじゃないか? いくらか……

 

感想:ぐはっ・・(地味な興奮)スピード狂とか・・「鋼の輝き」号のネーミングセンスが最高すぎて・・(*´Д`)

 

……その驚異的なお知恵の産物は、それを熟考するのに相応しい暇を持て余している誰かにお与えになった方が、関係者全員の利益になるかと思いますが。

 

感想:「真面目な発信者限定」号は「鋼の輝き」号の嫌味てきなメッセージに「暇な奴らにその知恵を分けてやれよ」とあしらっておられます。

 

00

[スタッダード・タイト・ポイント(高輝度狭域通信)、M32、tra. @n4.28.868.8978]

× LSV シリアス・コーラーズ_オンリー(Serious Callers Only)

 エキセントリック艦 シュート・ゼム_レイター(Shoot Them Later)

 

感想:ここからは「奴らは後で撃てばいい」号と「真面目な発信者限定」号のチャットやな。

 

(通信ファイルを添付)言った通りだろう? 私はこれに納得がいかない。どうにも怪しい。

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むう。私にも分からん。認めたくはないが、本物のように聞こえるな。もちろん、もし私が間違っていると証明されたとしても、君は二度とこの件で私を詰責しないこと。いいな?

 

感想:うーむ、どんなファイルか分からんが本物のファイルらしい。

 

これらがすべて終わった後、私が君の慈悲に与り、君がそのような寛大さを発揮できる立場に双方が留まっていたなら、私はそのような寛容さを与えられることを無限に喜ぶことにしよう。

Aa

 

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まあ、もう少し優雅に表現することもできたろうが、その価値に相応しいすべての敬意をもって、この道徳的な白紙小切手(寛大な約束)を受け取っておこう。

私は『スリーパー・サービス』に電話してみることにする。あの「肉の虫(ミートワーム)」は私など意にも留めないだろうが、とにかく電話を入れてみるさ。

 

感想:真面目な発信者限定という名を持つマインドが真面目な電話をスリーパーサービスにする様です。人間を休眠させることで自分の中(船)に大量の人間を抱え込んだ人に執着した船・・という意味で「肉の虫」とからかっておられるのでしょう。